自分は特に坂本龍一をいちいち追いかけているわけではないが 教授のバッハ観を知りたくて読んでみた。浅田彰との対談でバッハについての薀蓄が語られていくのだが てっきり装丁から学術書?って思っていたけど これは初めてバッハについて知りたいと思った人向けの平易で読みやすい入門書。じっくり読むつもりで読んだらあっという間に読み終わった。内容が非常に薄くて逆にびっくり。特に何かを得たということはない・・・・。
そしてこの本の価格にびっくり。 な、なんと8,925円!!! えぇっ!? ど、どこにいったいそんなお金がかかっているのか? まったく不明。付属CDを作るためにかかったお金か?まぼろしの初出の貴重な音源があるというわけでもない。いまCDは1枚1000円で名盤が買えるというのに。もし価格を確かめずにレジへ持っていったら泡を食うことうけあい。若者の活字離れをさらに加速させる1冊 あ、インテリアにはいいかもしれない。
企画自体には賛同したいがこの価格では買い続ける人はほとんどいないだろう。どうしてこんな価格をつけることを営業側が承認したのかまったく不明。
ちなみに 教授が子供のころから大好きで「絶対に外せない」「カッコイイんだもん」という1曲が J.S.Bach : 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043 第1楽章 Vivace だそうだ。どんな曲だっけ?と家で聴いてみた。
バッハのヴァイオリン協奏曲のスタンダードな名盤 HENRYK SZERYNG, violin MAURICE HASSON, 2nd violin Sir NEVILLE MARRINER cond. ACADEMY OF ST.MARTIN IN THE FIELDS 1976 PHILIPS
シェリングという人は自分にとって一番に名前のあがるヴァイオリンの巨匠 無伴奏も持ってるけどこれとあわせてバッハのベスト
先日久しぶりに渋谷のタワレコへ行ったら え?!PHILIPSレーベルなくなるの?!びっくり。若者がクラシック聴かないからだ。ひどい時代になったもんだ。
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