内田有紀主演のドラマ「時をかける少女」(1994 フジテレビ)をやっと見る。これはもう思い出せないぐらい昔に100円で購入しておいたもの。
1994年2月から3月にかけてフジテレビ「ボクたちのドラマシリーズ」全5話として放送されたものを120分にまとめて編集したスペシャルエディション版のVHSビデオソフト。ポニーキャニオンより同年9月に発売。
石原隆、鈴木吉弘が企画のフジテレビドラマ。脚本は君塚良一、演出は落合正幸、佐藤祐市が担当。
このドラマは有名なのにDVD化されたことがない。VHSビデオデッキがなければ見ることができない。(以前に配信されたことはあるらしい)
長年ケースを眺めることしかできなかった。以前に友人の家で見ようということになったのだが、直前になって友人のビデオデッキが動かないことが判明。この夏、実家に帰省した友人が実家のビデオデッキをわざわざ持ってきてようやく視聴開始。
今見ると、市販ソフトであってもVHSビデオテープの画質は思っていた以上にぼんやりしていて冴えない。
これが内田有紀(18)の初主演ドラマ。内田有紀さん以前に茶髪ショートボブというジャンルは存在しない。内田有紀はパイオニア。もう世間の注目を集める若手ヤングスター。
しかし、「時をかける少女」のヒロイン吉沢和子はどちらかというと古風ヒロイン。内田有紀吉沢和子は茶髪を暗めにしている。
主要キャストの深町一夫は袴田吉彦。和子の幼なじみ浅倉吾朗(実家は銭湯)は河相我聞。
クラスメート不思議女子に鈴木蘭々。もう今の子は鈴木蘭々さんが安室奈美恵とポンキッキーズに出演していたことを知らないかもしれない。
今作の舞台は東京・大田区羽田。ヒロイン家族は団地住まい。父(森本レオ)は羽田空港勤務のANA整備士。この改変は良い。ヒロインをバスケ部にしたのもよい。
バスケ部同僚に当時16歳の菅野美穂さんがいる。バスケ部シーンにしか登場しない。菅野美穂は当時「桜っ子クラブ」というアイドルグループに在籍。翌年秋にはNHK朝ドラ「走らんか!」に出演、2年後には「イグアナの娘」に主演と出世していく。
あと、担任の先生(国語)が佐藤B作。英語教師が森口瑤子。原作に忠実なようでいて、ドラマにするために教師同士の不倫とか、妹(安室奈美恵)とのわだかまり確執なんかのエピソードを盛り込んでる。
結論から言って、今作の「時をかける少女」がこれまで見た中でいちばんしっくりくる。
ヒロインの現代的なビジュアルはこの作品の実写映像化史上いちばん良い。元気ハツラツで健康的美しさ。ヤングスターのオーラを感じる。この役を内田有紀にオファーした人は偉い。ヘアスタイルと制服も合っていて良い。このころの安室奈美恵はまだスターの階段を駆け上がる前夜。あまり出番はない。後に演技の道でなく歌と踊りの道を進む。
今作ドラマの最大の驚きがヒロインに助言アドバイスする住職和尚が筒井康隆先生本人なこと。
ちなみに音楽は久石譲。長いエピローグでの音楽が壮大でまるでナウシカ。
PS. 内田有紀が表紙の筒井康隆「時をかける少女」角川文庫(平成6年54版)も昨年のキャンプ先のBOで110円ゲット。角川文庫はたいてい細田守アニメ表紙がほとんど。たまに原田知世版か中本奈奈版。自分の感じだと内田有紀版がいちばんレア。




































