2026年3月10日火曜日

松本清張「或る小倉日記伝」(昭和27年)

新潮文庫松本清張傑作短編集(一)「或る『小倉日記』伝」(昭和40年)を読む。これも遠い昔に表題作だけ読んだことがあるので今回が2回目。
収録作は以下の通り
  1. 或る「小倉日記」伝
  2. 菊枕
  3. 火の記憶
  4. 断碑
  5. 笛壺
  6. 赤いくじ
  7. 父系の指
  8. 石の骨
  9. 青のある断層
  10. 喪失
  11. 弱味
  12. 箱根心中
初めて全12作の短編を読み通した。すべての感想を述べることは無理なので、印象に残ったものを読了したとを忘れないために短めに記す。

或る「小倉日記」伝
「三田文学」1952年9月号に発表。第28回芥川賞受賞作。生まれながらの障がいと貧しい母子家庭の境遇により、頭脳明晰でありながら不遇。森鴎外研究に生涯を捧げるも、その結末は…というビター短編。
この本のいくつかの短編に共通する、学問の世界に人生を捧げて努力したのに結果はすべてムダ!という痛切な悲哀。

この短編を齋藤飛鳥ちゃんは読んでるかもしれない。というのも昨年TGS北九州の発表会見でこのタイトルを出したから。「松本清張記念館へ行ってみたい」飛鳥の何事にも期待しないという態度と性格の心理形成の一因となった本かもしれない。

菊枕
甲斐性無の無気力田舎教師の夫と結婚してしまった気位の高い武家の娘。俳句に没頭。東京の高名な俳人の弟子として、周囲の空気も読まずに張り切るのだが…。

火の記憶
幼いころにいなくなった父の正体を探る旅。

断碑
学歴コンプレックスがありながら自信満々で攻撃的な在野の考古学者の生涯。

笛壺
歴史研究家が人世の最後に女性で転落。

赤いくじ
日本敗戦直後の朝鮮。進駐してくる米軍を慰撫するために、女性を慰安婦として差し出す計画。そして二人の将校の破滅。清張も朝鮮で終戦したので、実際に見てきたバカ軍人たちがモデルなのかもしれない。

父系の指
極貧だった清張の家庭と父がモデルの短編私小説かもしれない。

石の骨
これは読んでいて「もしかして明石原人発見がモデル?」と感じた。そのとおりだった。

青のある断層
上京してきた才能のない画家青年の絵を買い続ける画廊の目的は?

喪失
相互信金の外交員女性が正社員になるために仕事をわけてもらううのだが、その末路は…。

弱み
これは松本清張ですごくよく見るパターン。後ろめたい弱みを握られると金を強請られ続ける。

箱根心中
新宿から箱根へ向かった男女の風景。

2026年3月7日土曜日

加藤小夏「今さらですが」でパスタを食す

Eテレの木村多江MCの教養バラエティ番組にイレギュラーで加藤小夏が出演しているのでチェック。最近の小夏はドラマ撮影に忙しいらしく、ゲーム配信もしばらく停止したまま。多くの小夏オタが小夏ロス状態。

2月23日放送回は「パスタから観たイタリア史」。今回の企画を監修した池上俊一せんせいの岩波ジュニア新書のこの手の世界史教養本はどれも面白いのでオススメ。自分はまだこのパスタとイタリアの関係史の本を読んでなかったので興味を持って観た。
今回の出演から、小夏に大きな変化を感じた。今までの小夏出演回はどれも与えられた役割を台本通りに演じている程度だったように思うのだが、今回から小夏は自身の個性を大きく表現していたように感じた。NHKの求める現代娘のレンジ幅を大きく広げていた。
顔の表情が多彩。反応も喋り方も個性的。これは、ゲーム配信での小夏そのもの。周囲の期待と反応が教養番組での小夏を、ゲーム実況配信の小夏へと接近させたのかもしれない。

小夏さまは酒をほとんど飲まないし食事は一日に一食というストイックなものなのだが、自身のUPする写真は多くが食事の場面。そこも面白い。

2026年2月27日金曜日

松本清張「黒革の手帖」(1980)

まだいちども読んだことのなかった松本清張「黒革の手帖」(1980)を新潮文庫上下巻で読む。
この本は米倉涼子や武井咲でドラマ化されているのだが、その内容にぜんぜん気持ちが惹かれなかった。

30歳の銀行窓口OL原口元子は大金を横領。バレても上司たちは不祥事を隠蔽したい。むしろ逆に脅す。まんまと人様の金を手にした元子はホステスを経て銀座でナイトクラブ経営へと乗り出す。経営は素人だが元銀行勤めならではの帳簿を見る目はしっかりある。

そして、お金をたんまりため込んでる産婦人科医の偽名口座をつかんで恐喝。
さらには医大進学予備校理事も裏口入学斡旋で得た多額の金があるとにらんで恐喝。
これで店をさらに手広く経営できる。

だがしかし、下巻後半から元子は大ピンチ。今まで他人を騙していたつもりが、今度は自分がダマされる。まるでコンフィデンスマンのような手口。
ここからはどんな展開になるのか予想がつかなかった。夜の銀座に集まる魑魅魍魎と悪党たち。色と欲。金へ執着する悪人たちの怪獣戦争。まるでナニワ金融道。

正直、そのクライマックスまでの清張せんせいの筆の運びがとにかく遅くて慎重。読んでて疲れたし退屈。
だが、ピカレスクロマン小説として、そのラストは良いのだがバカホラーっぽい。自分は「太陽がいっぱい」という映画を連想。

女の浅知恵で海千山千のプロと戦ってはいけないという教訓。

あと、昔ってタクシー運転手がすごく態度が悪くて驚く。とくに乗客が若い女だと言葉遣いも乱暴で横柄。今もそうかもしれないけど。
そして、この時代って語尾が「ざます」とか言う男がいたのか。

2026年2月18日水曜日

いちばんよく見てる番組

池田瑛紗さん(23)は尊敬せざるを得ない。高い知性と教養、品格。芸術的センス。そして言葉遣いでの育ちの良さ。それでいて面白い。何もかもが規格外。

そしてさらにアイドルとしての人気も手中に収めてる。
もしも池田瑛紗さんが乃木坂オーディションを受けてなかったら?
今頃、讃美者の男たちを引き連れて上野の山でコスプレ写真を撮ってたかもしれない。オタサーの姫だったかもしれない。

それはたぶん合ってない。いずれ世に出ていただろうと思う。

あと、楼蘭の王女はきっと池田さんのような顔をしていただろうと想像してる。
PS. 最近もうブログを存続させることに困難を感じてる。もう以前のように映画を見ない。あまり遠くへ出かけない。日々それほど新鮮なこともない。どうでもいいことはXで十分。
1冊の本を読むのに数日かかる。よって、ネタ不足。

これからは、ネタがないときはインスタみたいに写真1枚UPでお茶を濁すことにする。

2026年2月17日火曜日

松本清張「霧の旗」(昭和36年)

松本清張「霧の旗」(昭和36年)を角川文庫(平成6年改版)で読む。これ読むの人生2回目。清張ノワール小説としてはわりとよくできてる。かつ胸糞悪い悪女もの。これまで何度も映画化とドラマ化されているのだが、自分はまだどれも見ていない。

以下、まだ読んでない人には、多少のネタバレを踏む可能性がある表現が含まれているので注意。

まずざっくり内容を説明すると、東京丸の内に事務所を構える高名な弁護士大塚が、九州某県K市からはるばる兄の弁護を依頼しに来た世間知らずなのにひたすら頑なな美少女桐子から、弁護を断ったことで逆恨みされ、破滅させられるという話。
ヒロイン桐子の兄は金貸し老婆殺害容疑を掛けられ逮捕。自白したものの無実を主張。そして収監中に汚名を背負ったまま死亡。

この桐子がサイコパスすぎて怖い。高名な弁護士に依頼するには通常より高い料金が必要なことは小学生でも知ってるだろ。そもそもアポなしでやって来て話を聴いてもらってるだけでありがたい。なのにお金を工面する努力もせず、いきなり「お金ないからまけて」とかずうずうしいにもほどがある。

他に訴訟を抱えていて忙しい、九州から遠く離れた東京の一流弁護士にそんな粗暴犯の弁護は無理。
桐子が恨むべきはまず地元警察、九州の地方検察、さらには法務省。東京のイチ弁護士は恨まれる筋合い皆無。だからこそホラーなのかもしれない。

ポータブルな録音機さえあれば、桐子の嘘つき本性を証拠として残していれば、大塚も、大塚の愛人径子もこんな不幸な目に遭わずに済んだ。

てか、自分は2回目の読書だったので、金貸し老婆殺しも、杉浦殺しも桐子がやったことじゃないかと想いながら読んだ。さらにサイコパスホラー感が増す。
この世の女はみんな桐子みたいなものだと用心してかからないとダメ。ふたりだけでのやり取りは監視カメラがある場所で録音しながらじゃないとダメ。関わったら負け。

2026年2月16日月曜日

浜辺美波「浪花少年探偵団」(2012)

浜辺美波が2011年東宝シンデレラオーディションのニュージェネレーション賞で東宝芸能に入って最初の連ドラが東野圭吾原作、当時21歳だった多部未華子主演のTBSの7月期ドラマ「浪花少年探偵団」だった。この2月になってやっと見始めた。
最近「A-Studio」にゲスト出演した浜辺は「子役時代はぜんぜんオーディションに受からなかった」「ひとつぐらいしか受かってない」と語っていた。いや「この花」以前にもちょくちょく出演作がある。
常勤講師しのぶ先生(多部未華子)が担任の小学6年生教室のすらっと長身美少女が浜辺。当時の浜辺は11歳小6なので実年齢に合った仕事。
たぶんクラスで一番の美少女ポジション。第1話からとても目立ってる。セリフはまったくないのだが時折カメラで抜かれる。この「浪花少年探偵団」の演出監督とプロデューサーはこの美少女子役に何か特別なものを感じていたから何度もカメラで抜いていたんだろうと思われる。
この当時の浜辺はまだほとんど知られていない存在。よほどの美少女女優ウォッチャーでなければ知られていない。たぶん浜辺の最初のブレイクは2015年9月のフジテレビ単発スペシャルドラマ「あの花」。

浜辺はその後あまり身長は伸びなかったのだが、今ではもう国民的女優と呼べる存在。
浜辺母の娘の可愛さはどこまで通用するのか?という好奇心的疑問と野望は理想的に達成された。
それにしても多部未華子は個性的な顔をしてる。
多部しのぶにライバル心を燃やす若い音楽教師が木村文乃。木村は多部より1年年上。木村文乃は面白い人だがこの当時は野心的な新進女優。顔が怖い。

このドラマ、ぜんぶ見てから感想を書こうと思ったのだが、なんと初回が登場人物紹介と重たいガチミステリー2時間ドラマ。1話見ただけで疲れ切った。今後すこしずつ見ていって完走を目指したい。

2026年2月15日日曜日

浜辺美波は声色を変える

こんなコントみたいなことが起こってるのは日本ぐらいじゃなかろうか。浜辺ほどの成功したセレブ女優ですら家政婦のような人を雇わない日本。自分一人でいろんなことができることを求められる日本。

2026年2月14日土曜日

ジャッカルの日(1973)

「ジャッカルの日 The Day of the Jackal」(1973)を見る。昨年NHKBSで放送されたのを録画しておいたやつで。
原作はフレデリック・フォーサイス「ジャッカルの日」。監督フレッド・ジンネマン。脚本ケネス・ロス。ユニバーサル・ピクチャーズ映画。同年に米英仏日で公開。

フォーサイスの原作はすごく面白い。誰でも一度は読むべき。そして、この映画はほぼ原作に忠実。
フランス国家中枢と内務治安の幹部たちが正体不明の英国人殺し屋ジャッカルを追う警察サスペンス。
フランスが舞台だが全編ほぼ英語のみ。もしかして英語吹替え版?

殺し屋ジャッカルはエドワード・フォックスという俳優だが自分はよく知らない。
この人はスーパー有能で非情。親切にしてくれた一般人すらも邪魔になれば即座に殺す。なのであの非情なラストも仕方がないと視聴者に思わせる。

カジュアルに街のマルシェで西瓜を買って、次のシーンで特注銃の標準機調整テストに使われるとか面白い。
この人には殺し屋として何も落ち度がなかった。アルジェリアを売り渡した裏切り者ドゴールを始末したい組織がダメ組織。殺し屋を雇ったことがバレたためにフランス警察から追い回されるハメになる。ああ、そんな仕事を引き受けるんじゃなかった。

鳩の世話してるときに警察総監から緊急呼び出しされる有能おじさんルベル刑事がマイケル・ロンズデール。「薔薇の名前」「ミュンヘン」を見た人なら一目でわかる。

ドゴール大統領の命を狙う殺し屋がフランス国内に侵入したという国家の危機の責任者にされるシーンが面白い。見た目がぜんぜん鋭そうに見えない。こんな普通のおじさんがフランス警察の臨時のトップに?
ジャッカルがイタリアからフランスへ、アルファロメロで入国するのだが、ドゴール時代はこんなにも出入国管理の現場が厳格で緊張感のあるものなのか。
そして、普通の田舎駅にも自動小銃構えた兵士がいる。怖い。

そして、解放記念日のパリの街角でパレードを見る市民。人相が悪く挙動が不審に思われると、あんなに酷い取り調べを受けるのか。何も怪しい所持品なくても何もねぎらいや謝罪の言葉もない。

この映画、見始めた最初は、ああ古い映画だなと感じたけど、ドゴールのフランスを違和感なく撮影できてて良いなと感じた。ポンピドゥー時代のフランス。
活字で読んだだけではイメージできないパレードと退役軍人への叙勲イベントの映像がとても良いし貴重。たぶんもうパリで同じような撮影はできない。

今のフランスからは想像できないぐらいに、パリの街に一切まったく黒人がいない。これが自分が子どものころイメージしてたパリ。
暗殺が失敗に終わる場面では、現代人の誰もがペンシルベニア州バトラー近郊でのトランプ大統領暗殺未遂事件を連想。こちらの犯人もジャッカルと同じことを想って死んだに違いない。

ルベル警部に呼び止められて付いていった警察官は悲劇。死後昇進してもな。残された家族に少しはお金が入るのかな。

謀略と諜報の世界の非情。英仏両国警察組織の必死のパッチ。娯楽作として面白く見れた。この映画を今見て良かった。

2026年2月13日金曜日

ダンテ「神曲」(1304-1321)

ダンテ・アリギエーリ(1265-1321)「神曲 La Divina Commedia」は日本の中学生ですらもその名前は知ってるのだが、誰も読んだことあるという人を見たことがない。そろそろ読んでやろうかと考えていたころ、2年前の秋にキャンプに出かけた先でこいつを110円で見つけたので連れ帰った。そして、ミラノ・コルティナ冬季五輪のタイミングで開いて読み始めた。

野上素一(1910-2001、東大名誉教授、イタリア文学)訳著「ダンテ 神曲物語」(現代教養文庫618)版だ。1968年に初版で1990年46刷。
ボリューム的に抄訳かな?と思うのだが、どこにもその旨書いてない。

地獄篇、煉獄篇、天国篇のそれぞれが34、33、33篇から成る。この古い本もすべて掲載されているので神曲すべてなのかもしれない。
この本では「地獄篇」「浄罪篇」「天堂篇」というタイトルに訳されている。

トスカーナのフィレンツェ人ダンテくん35歳はなぜか生きたまま地獄見物。
ヴィルジリオ(ウェルギリウスと表記されるのが一般的)という老人の姿をした人物?(たぶん歴史上の偉人)に導かれて地獄をずんずん進む。

地獄で業火に焼かれている罪びとたちが、たぶん中世イタリアで知られた歴史上の偉人たち。そのほとんどがギリシャ・ローマ世界の偉人。もしくはその当時よく知られた欧州の王や貴族、ローマ法王など。
これはよほど世界史に精通した優秀な学生でなければ誰が誰なのかわからない。

地獄篇はまだ読める。「地獄八景亡者戯」のようなものかもしれない。それでも途中で飽きるのだが、自分の場合はダンテをムロツヨシに、ウェルギリウスを佐藤次朗に置き換え、福田雄一監督ならこう撮るだろうなとふざけた想像をしながら、なんとか乗り切った。

だが、煉獄篇と天国篇は誰もが現在地を見失う。まあ、丹波哲郎の「大霊界」みたいなものだろと高をくくっていた。ナメてた。
もうこれは誰もついていけない。ほぼ狂人の妄想ポエム。これをわかったように読める人がいるとすれば、13世紀14世紀イタリアの知識人たちの思想の専門家。

結果、ここ数年で読んだあらゆる本の中で、最も困惑した一冊。現代日本人がこの本を読む意味を見出せない。価値もわからない。

2026年2月12日木曜日

浜辺美波が「A-Studio +」に登場

浜辺美波(25)が鶴瓶師匠のトークバラエティ番組「A-Studio +」(2月6日放送回)に登場したのでチェック。映画公開ということで浜辺のテレビ出演ラッシュが続いてる。
鶴瓶師匠との想い出話といったら「アルキメデスの大戦」。あれはそれほど悪い映画というわけではないが強い印象というわけでもない映画。
子役時代の回想。東宝シンデレラオーディション後は子役としてドラマのオーディションを受ける日々だったのだが、「1回しか受かったことない」という、多くの女優と同じような苦闘と苦悩。
そして中2のときに「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」(2015 フジ)のヒロインを掴む。ここからが女優浜辺美波の躍進。「高校で上京しようかと悩めるくらいお仕事をいただけるようになった」
そして当時お世話になったスタッフたちの証言。極度の人見知りが明るい性格に。
そして赤楚衛二に番組は話を聴きにいく。この俳優は「めちゃめちゃおもろいやつ」という鶴瓶師匠と浜辺の評価。
そして海外旅行へ一緒に出掛ける親友エピソード。浜辺がハサウェイとティモシーと呼ぶ親友。仲良くなったきっかけはやっぱり酒かい!いつかぐでんぐでんに酔ってる浜辺を見たい。
そして本気のハロウィンコスプレ。そういうものはしっかり写真に残せ!あんな一部のみの写真じゃダメ。
あと、パリ旅行で店員オススメの酒を飲んだら1杯6万円で震えたエピソード。こういうのがあるからもう自分は海外とか行く気にまったくならない。
そして浜辺のデビュー作というかプロモーション映像作「アリと恋文」と最新作「ほどなく、お別れです」の三木監督のインタビュー証言。三木監督は浜辺を最初から絶賛。
そして浜辺は30代に向けてどう演じていくのかを考えてる。

2026年2月11日水曜日

浜辺美波が「ララLIFE」でプーパッポンカリー作りに挑戦

浜辺美波(25)が1月30放送の「ララLIFE」に登場。本格タイ料理のプーパッポンカリー作りに挑戦…ということなのでチェックした。
番組冒頭の挨拶からスローモーションでシャボン玉を吹くとか、浜辺美波プロモーション映像みたいで、番組MCもツッコミ。
タイ料理店のタイ人シェフから料理を習うというのに、タイの王女か?!というような衣装に着替えてたことには全視聴者がツッコミ。ちょ、待てよ!油とカレーがはねたらどうすんのそれ!
今現在日本で最も可愛らしく清楚な美人女優浜辺が「うふふふ」という笑顔を見せれば、「それはちょっと」と諫められる人はいないに違いない。
プーパッポンカリーとは何か?ふわふわ卵とカニ(上海蟹みたいな見た目のやつ)とピーマン、ニンジン、セロリ、青ネギといった野菜の入ったカレー。浜辺によれば、こいつがものすごく美味しいらしい。
自分もつくりたいところだが、あの蟹は日本のスーパーでは手に入らなそうだし油で揚げるのも無理そう。調味料も無理そう。
で、いきなり何も事前に行程作業とか確認せずに作り始める。そのドタバタがとても面白い。世間の料理学校もこんな感じなの?材料がもったいないだろ!って思ったけど、タイ料理師匠からは全然ダメ評価でも、それはそれで美味しいに違いない。
で、真面目な浜辺は「これではいけない」と工程をメモして段取り整理。
2回目、3回目と繰り返して、なんとか合格点の美味しいプーパッポンカリーの完成。
日本の人気女優は中華圏アジア圏の美人女優と違ってこういった面白い表情も惜しみなくサービス。
浜辺美波は上品で清楚なのに、愛嬌があって面白くて、ツッコミどころという隙をこちらにゆだねてくる。たぶんそこがおじさんたちから人気の秘密。

たぶん、来年の東宝芸能カレンダーの表紙は浜辺じゃないかと想像してる。

2026年2月10日火曜日

細野不二彦「東京探偵団」(1985-1987)

細野不二彦「東京探偵団」(1985-1987)の2002年メディアファクトリー文庫版全3巻を手に入れた。

これ、昨年10月に第1巻(2013年新装版)のみを110円で手に入れ、2巻3巻もほしいな…と、ずっと探していて、今年の1月末になってやっとBOで見つけた。これは2002年版らしい。第2巻と第3巻は各250円だった。

しかも、2002年版も110円でその店にあったので、3冊一緒に買って連れ帰った。2002年版と2013年版では表紙イラストが異なる。イラストのタッチも異なる。異なる巻で3冊そろうのは居心地が悪い。

これ、こどものころ小学館ビッグコミック単行本を3巻まで持っていた。文庫だと第2巻の真ん中にある「大江戸風流華」までに相当。今回全3巻を手に入れたことで、やっと全作読める。

昭和バブル時代の12歳少年少女探偵CITY-JACKER、シティジャッカーが、湯水のごとく金を使いバラマキながら事件を解決するシリーズ。

主人公ジャッキーは頭脳明晰クールキャラでかわいい感じの絶世の美少年。
相棒のマリーンは守銭奴庶民少女。ポパイは坊主頭でずんぐりむっくりでほぼ何もしゃべらない怪力の変態。
その司令官で団長クイーン(王道さやか)は巨大財閥コンツェルン王道グループ総帥の孫娘。神保町の探偵事務所で事務連絡の仕事をこなす大人の美女Rの、以上5人がレギュラー出演キャラ。

そして、怪人20面相みたいな悪党の怪盗バロン・ブラック(黒男爵)は30代美青年。
このマンガが攻めてるところは、主人公ジャッキー12歳と30代男バロンがともにゲイ。12歳美少年がゲイって、今ならBLである設定かもしれない。

こどものころは同じマンガを何度も何度も読んだ。自分はこのマンガを読んで初めて知った東京の場所もある。石神井公園に三宝寺池があることを知ったのもこのマンガ。後に石神井まででかけて、そこに池がほんとうにあって感動したw

今回全巻読み通して気づいたこと、それは、少年コミック誌(小学館ビッグコミック)から青年コミック誌(週刊ヤングサンデー)に連載が移ってから、作画と内容のクオリティが眼に見えて下がったこと。

正直、第1巻の高いクオリティを第2巻前半までしか保てていない。作画が甘くて雑で状況がよく伝わってこない回が増える。正直、内容もあまり面白くなくて失望。自分にとっては第1巻と第2巻前半のみあれば良い。
あの終わり方はほぼ打ち切りだったのではないか?何分、昭和時代のことなので詳しい事情がわからない。

てか、今となっては昭和時代の少年探偵ものが貴重。昭和の風景が貴重。
連絡をとるためには電話ボックスに並ばないといけない。
東京山手線はまだ国鉄。後楽園球場では日本ハム-南海のペナントレース最終戦。昭和時代のなつかしい実在の人々がモデルの人物も登場。思う存分昭和バブル時代を味わえる。

このメディアファクトリー版刊行時に「CITY-JACKER2002 人肉蟲の迷宮」という回が書き加えられた。たった15年の間に細野氏の作画タッチは大きく変わったし、内容が怪奇SFになってしまった。まるで小栗虫太郎「人外魔境シリーズ」のようだった。