京極夏彦「絡新婦の理(じょろうぐものことわり)」(1996)を講談社NOVELS版で読む。
昨年1月にBOで110円購入したものを読む。これ、後日に文庫版も110円で見つけて連れ帰ってしまい同じものが2冊あって困ってる。
この作品の前に「鉄鼠の檻」という本があるのだがまだ手に入れていない。1作跳ばすことになるけどこちらを先に読む。致し方ない。
東京近郊と、安房の田舎のミッション系女子高と、明治期に織機製造で成り上がった名家を舞台に、連続目潰し魔殺人と絞殺と不審死が連続してる。
これがもうあまりに登場人物が多い。このシリーズはどれも木場と榎木津とそれ以外で延々とあまり展開しないくどい長い長い会話が繰り返される。
で、半分ほど読んでやっと中禅寺が出てくる。そこからさらにくどい説明と解説の講釈が延々と続いて結局2段組みで829ページ。ほぼ本の形状が辞書。読了に5日ぐらい費やした。読み終わってヘトヘト。
作家の野心が丸出し。あまりに力作すぎる。たしかに凄いのだがこのシリーズのよほどのファンだけが楽しめる世界観。このシリーズのファンだけがいつまでも果てしなく続くこの世界に没入してられる感じ。これぐらい長いと誰が誰で何が何だかわからなくなる。
自分にとってこの本はほぼ小栗虫太郎「黒死館殺人事件」みたいな奇書。読んでいてとにかく困惑。中禅寺の登場するや何もかもわかってる感ととめどない講釈に困惑。昭和27年の人々がこんな会話ができると思えない。女子生徒が13歳とはとても思えない。


















































