9月11(金)にNHK で「未解決事件 File.18 上智大生殺害放火事件」が放送されたのでチェック。NHKで報道の使命感と気概を感じられる数少ない番組。支持できる番組。
1996年9月9日、東京葛飾区で起きた上智大学に通う留学間近の21歳女子大生が自宅で殺害され放火された事件。平成の未解決凶悪事件の中でも注目度の高い事件。自分もずっと気にしてる事件。捜査の現在地を知るためにも見る。
粘着テープ、スリッパ、そして犯人の血液が付着したマッチ箱、これらの遺留品があって、不審人物の目撃証言もあって、なんで30年もの間、犯人逮捕できないのか?事件現場が葛飾柴又の住宅密集地。今回事件現場の様子を見て、すごく家が狭いなと感じた。両隣の家には何か物音とか叫び声とか聴こえなかったのか。
今回、事件現場を訪れた女性を一目見て、えっ?!というぐらいに被害者小林順子さんにそっくり。姉が初めてカメラの前で取材に応じたのは今回が初めてだという。
驚いたのが、順子さんはそっくりな姉と間違われて殺されたのではないか?という可能性。この指摘が仲の良かった姉を苦しめる。それはあまりに辛い。
マッチに犯人の血痕が付着していた。この血液から犯人のDNAに迫ることはできなかったのか?容疑者を絞り込むに至ることができなかった。犯人は犯行後に被害者に布団を覆いかぶせているのだが、今回、布団にも犯人が残した血痕を発見。これは捜査上の大きな進展。
上智大方面の捜査が不十分だった可能性がある。ちょっと可愛らしい女子大生には多くの男性、学生から中年男性まで、何かしらの接点があって、何かしらの思いもよらない怨恨を招いてしまった可能性はある。同級生が事件に巻き込まれるとその他の同級生も調べられたりたまったもんじゃない。この事件を契機に、被害者遺族たちは凶悪事件の時効撤廃に動いた。結果、2010年4月に改正法が成立。迫りくる時効の壁に焦っていた捜査員たちもほっと息をつく。特命操作対策室も設置。今回の放送を見て、現場捜査員たちも警察幹部たちも犯人逮捕に強い執念を持っているように感じた。
血痕を残したあげく、放火したのに証拠隠滅にも失敗。犯人の知性はそれほど高くない気がする。高校大学、バイト先、ボランティア先、まだまだ調べられる。なにせ捜査陣にはDNAという切り札がある。(DNAだけを証拠にするのは危険だが、30年前だとアリバイとか調べるのはもう無理かもしれない)
それにしても30年も心の整理がつかないもやもや状態の犯罪被害者遺族の心情を想うとやりきれない。
次は1999年の筑波大学女子学生殺人事件をやってほしい。そして、1996年の池袋駅構内立教大生殺人事件も取り扱ってほしい。平成の未解決事件が多すぎる。平成は酷い時代だった。





































