ラリイ・ニーヴン&ジェリイ・パーネル「悪魔のハンマー」を昭和55年岡部宏之訳ハヤカワSF文庫上下巻で読む。こいつは2年前にキャンプに出かけた山梨のBOで110円購入。
LUCIFER'S HAMMER by Larry Niven & Jerry Pournelle 1977
彗星が地球を掠めたことで多くの破片が各地に落下し巨大クレーター。それにともなって巨大地震、巨大津波、稲妻、大雨で人類の多くが死滅し文明終了。警察も軍隊も国家も存在しなくなる。
生き残った人々はわずかに残された食料を求めて略奪者となる。ショットガン片手に。
車はガソリンがある間しか動かない。食べるものがなくてみんな空腹。
日本人なら東日本大震災の絶望を思い出す。大災害直後はスピルバーグの「宇宙戦争」のよう。生き残った人々は全員難民。無法地帯のカオス。司法が存在しないのだから所有権もない。銃器による暴力で生きていくのに必要な物資を確保するしかない。
ロスもサクラメントも津波に沈んだ。高台で生き残った人々が上院議員をリーダーに食料を管理して自警団国家を築く。イチから再び文明を興すために。
やがて「マッドマックス」や「北斗の拳」世界観。狂信的宗教団体や人喰い武装集団とか出現。宇宙から帰還した飛行士、原子力発電所、そして集団と集団の戦争。とにかく多くの死体。
クライマックスの戦闘ではアレが使用される地獄。爽快感もなにもない。
法治国家と文明の終了は即戦国時代。こんな事態になっても人は生きていく気になれるんだろうか。戦国時代小説を読んだ直後にまたこんな残酷なディザスター小説。読むんじゃなかった。









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