新潮文庫からサム・クリスタ―「列石の暗号」(大久保寛訳 2013)という上下巻本が出てるので読んでみた。友人の本棚から借りて読んだ。
THE STONEHENGE LEGACY by Sam Christer 2011
英国でドキュメンタリー番組制作をしてる新人作家の本らしい。世界35か国で翻訳出版されたらしい。なのに、エックスで検索してもほとんどヒットしない。なぜだ?
イングランド・ウィルトシャーのソールズベリ平原にあるストーンヘンジは紀元前3000年ごろから紀元前1500年ごろに築かれた巨大石群。なんと完成まで1500年を要したという説もある。
そのストーンヘンジで生贄の儀式を神に捧げるドルイド系カルト宗教組織(警察中枢にまで浸透)が米副大統領の娘を拉致、宗教2世青年、シングルマザー警部補らが事件を追うスリラー娯楽作。
新潮文庫新刊オビには「英国にダヴィンチコードの強力ライバル作品現る!」とか「歴史暗号ミステリの超大作にして傑作!」と書いてある。だがそれはあまりこの本の説明として合ってない。
美女と青年が事件に巻き込まれ逃げる様子は「ダヴィンチコード」のシリーズ構成要素かもしれない。凄惨な事件という点で「羊たちの沈黙」ぽい。穴の中で絶望的な状況とか「インディ・ジョーンズ」ぽいかもしれない。
ほとんど古代史ペダンチックさがないのは良い。狂った宗教信者たち感はTRICKの閉鎖村人のようでいい。
アリかナシかでいったら十分アリ。だが、こういう狂ったカルトの事件には多少はユーモア要素もあったほうがよい。
あと、あの女警部補の努力は出世につながったんだろうか。














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