2025年7月9日水曜日

坂東眞砂子「死国」(1993)

坂東眞砂子「死国」を角川文庫で読む。坂東眞砂子(1958-2014)を読むのはこれが2冊目。

1993年にマガジンハウス社より刊行、1996年に角川文庫化。自分の手に入れたものは1999年の15版。同年に映画化されたときの表紙装丁。ちなみに自分はまだ映画を観たことがない。

ひさしぶりに立ち寄ったBOで110円購入。ほかに欲しい本がなかったのと、夏はやっぱホラーじゃろというわけで連れ帰った。

読み始めて半分読んでもホラーという気がしない。スリルもサスペンスもない。なんだこれ。
四国は死国?それ、四国4県民は認めるのか?この本を読むと石鎚山も仁淀川も今後そういった意味で見るようになるかもしれない。

少女の霊が強く思慕し執着する男を冥界へ連れて行く…というジャパニーズホラー。正直、そんなに怖くもない。日本らしい情感たっぷり。僻地の田舎村の人間関係って嫌だよねというラブロマン。

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