西村京太郎「南紀新宮・徐福伝説の殺人」(2013)を新潮社のノベルズ版で読む。不要だというのでたくさんもらってきた京太郎のうちの一冊。
東京のホテルで男性の遺体発見。背中を刺されてる。十津川警部が捜査開始。遺体のそばに徐福研究の本。どうやら男性は徐福研究マニア社長らしい。その部屋ではS大准教授と徐福は伝説か歴史かで話し合っていた。
准教授木村は家に帰っていない。え、南紀新宮に行っている?この木村先生は徐福研究のために各地を転々。十津川と亀井は大学院生女性と一緒に特急ワイドビュー南紀で教授を追う。その間、大学院女性から徐福伝説について講義レクチャー。
やがて木村につきまとう自称徐福の子孫・羽田が遺体となって海に浮かぶ。遺体の損傷具合から暴力団関係の事件では?
ここまではいつもの西村京太郎らしい旅情と歴史ロマンとアリバイ崩しだと思っていた。だが、真ん中付近から雲行きが怪しい…。
三上部長から捜査にストップがかかる。どうやら公安の案件らしい。しかし、十津川と亀井は三上から「温泉にでも行って休んでたまえ」という命令を都合よく解釈し、南紀の温泉へ。あとは自由に操作。しかし、十津川の前に公安が立ちはだかる。
またまた予期しない壮大な国際関係の壮大ストーリー。アジアの軍事バランスとスパイスリラー展開へ。なんだこれ。
晩年の西村京太郎先生は軍拡中国に意見を持っていたんだな。
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