2026年10月24日土曜日

西村京太郎「生死の分水嶺・陸羽東線」(2014)

西村京太郎「生死の分水嶺・陸羽東線」(新潮社 2014)を読む。無償でもらってきた京太郎がまだ10冊以上あるので定期的に選んで読む。

もうすぐ70歳になる老人・遠山は東京北区十条銀座で父から継いだ名曲喫茶を経営している。「何となく生きていく」がモットーの遠山老人は、ふらっと「雇ってほしい」と店に来た女性バイトを二人雇っている。履歴書も書かせずに。

貴美子55歳は5年前から、マリア25歳は2年前から働いている。その若いマリアがふっと姿を消してしまう。陸羽東線の無人駅・堺田の雪の中の分水嶺でマリアの遺体発見。遠山は君子と二人で遺体確認へ。(りくうとうせんって名前の読み方も知らなかった)

自殺か他殺か?マリアは睡眠薬を飲まされたらしい。遠山と君子は鳴子温泉で調査開始。だが、なんとなく住民たちが言葉を濁してる。マリアは過去に地元で事件を起こしていたのでは?
やがて東京の店が心配で先に帰った君子が店で刺殺。君子とマリアには地元宮城の政治家一族との接点が?!

途中までミステリー感があったのだが、中盤から「ああ、そっちか」という晩年の西村京太郎らしい展開。選挙運動を妨害する事案。社会派ミステリーかもだがミステリーらしくもない。いつもの2時間ドラマ。

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