宇佐見りん「推し、燃ゆ」(2020)を読む。コロナ禍の真っ最中の第164回芥川賞受賞作という話題の一冊だった。河出文庫(2023)で読む。
これが綿矢りさ「蹴りたい背中」を初めて読んだときのような困惑。女子高生が主人公なので、冒頭から語り口がJKポエム文体。たぶん男性中高年は状況を考えながら読まないと理解できない。それが文学作品というものだが。
日本中、世界中でよくある「生きづらい」から「推す」というティーンエイジャー。人生で一度でもアイドルとか歌手とかバンドとか追いかけたことがある人なら誰でも身につまされる。バイト何時間で生写真、CD、コンサートとかつねに計算。
正直、自分としてはそれほど面白さを感じない。ただただこういう人がその後どうなるのか心配。自分はもう誰かを応援するためにお金を浪費するとか一切していない。どこかのある地点でそういうことは止めた。
> 自分はもう誰かを応援するためにお金を浪費するとか一切していない。どこかのある地点でそういうことは止めた。
返信削除この境地に至るまでの道のりについて語ってほしいです。自分も40を過ぎた頃から何かに夢中になるような情熱が持てなくなってしまいました。