2026年2月8日日曜日

落合信彦「二〇三九年の真実」(昭和52年)

落合信彦「二〇三九年の真実 ケネディを殺った男たち」という本があるので読む。
昭和52年に週刊文春に9月から11月にかけて7回連載後、11月にダイヤモンド社から単行本化。
自分が読んだものは1979年集英社文庫。なんと1991年で42刷!多くの日本人に読まれたケネディ暗殺事件の基本書。

これ、BOで110円購入。最近ジム・ギャリソン「JFK」を読んだばかり。忘れないうちにこちらも読もうと連れ帰った。
そしてその夜、落合信彦氏の訃報を聞いた。自分はまだこのジャーナリストの著作を1冊も読んだことがなかった。買ってすぐに読み始めた。

落合氏初期の著作。インタビューを断り続けるジム・ギャリソン氏にも強引に面会し説得しインタビュー。ギャリソン検事って身長2mもあったのかよ。
さらに、リチャード・ニクソンの娘ジュリーにもインタビュー。マフィアシンジケートの大物にもインタビュー。よほどの語学力と胆力がないとここまでの行動力はない。

若く理想に燃える大統領は、弟のロバート・ケネディ司法長官と共に、次々と変革に手を付ける。そして敵を増やしてしまう。

ピッグズ湾侵攻作戦の失敗で軍事介入に消極的になる。CIAや反カストロ・キューバ人グループから恨まれる。ソ連との雪解け演出も軍産複合体にとって好ましくない。
公民権運動では黒人に共感し白人層から疎まれ、鉄鋼業界とも対立。フーバーFBI長官とも犬猿の仲。リチャード・ニクソンから1960年大統領選挙でイリノイ州での不正選挙で大統領の座を奪ったと恨まれる。

そして極右グループとマフィアからも命を狙われる。CIAは後方支援、FBIとダラス警察は証拠隠滅。CIAは海外でも要人暗殺をやっていた。仲間のオズワルドを囮にして罠にハメていき、犯人に仕立て上げて切り捨てる冷酷非道の集団。

そして、誰が最終的に得をしたのか?疑惑の眼差しはニクソンへ…という本。

ピッグズ湾侵攻作戦の最高司令官将軍と、ダラス市長(直前にパレード車の道を変えた)が兄弟だったと知って震えたw
ニクソンはまともな精神や道徳心を持っていなかったことを知って震えた。ほぼマフィアのボス程度の人物。だから今も歴代大統領でアメリカ国民から不人気ナンバーワン。

おそらく、アメリカの国益のために日本もいつか利用され切り捨てられる日が来る。その日に備えなければという落合氏からの警告。

この本はすべての日本の中学高校で課題図書として読まれるべき!w アメリカの正体、そして追従する日本の真実を知るべき。いつか君たちもチェスボードの上で駒として使役され、そして棄てられる。ケネディやオズワルドのように。下山国鉄総裁のように。

多くの敵を作ってるという点でトランプも同じだが、CIAとFBIが味方なら安泰。平穏にベッドで死ねる。おそらくFBIはエプスタインの件を完全に把握し証拠も握ってる。トランプも操られているのかもしれない。

この本が書かれた1977年って、ダラスでの暗殺事件から16年。第1回アメリカ横断ウルトラクイズがあった年。
日本人の多くはこの本を読んでアメリカという社会の恐ろしさ、大統領ですら意に沿わないことをすれば抹殺され証拠も実行犯もすべて隠蔽されることを知っていた。
アメリカの民主主義ってこの程度。大統領とは別の権力者がいる国家。もうぜんぜん夢と希望の国じゃなかった。

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