監督は佐藤純弥。脚本は佐藤監督と小野竜之助。出演は高倉健、千葉真一、宇津井健ほかの豪華キャスト。
東京発博多行き「ひかり109号」に爆弾を仕掛けたという脅迫電話。速度が80 km/h以下になった場合に自動的に爆発するという。この設定が世界に類がなくまったく独創的。
犯人グループは映画の最初から視聴者に明らかにされている。沖田(高倉健)と古賀(山本圭)。沖田は経営していた工場が立ち行かなくなり妻子とは離婚。古賀は左翼学生崩れ。山本圭は左翼インテリのスペシャリスト。
新幹線運転士が千葉真一。高倉と千葉、異常に男臭くギラギラしてる。
千葉は1500名の命が肩にのしかかる強いストレスから運行管制室の主任宇津井健に「そっちは気楽でいい」など文句タラタラ暴言を吐く。ここはちょっと笑ってしまった。
この時代の乗客は制御が難しい。騒々しい乗客たちが竜雷太鉄道公安官や小林稔侍運転士らをガン詰め。それはそうなるのも仕方ない。
乗客たちの質感や臨月の妊婦とかいう要素は昭和を感じた。
とにかくギリギリのミッション。現金の受け渡しとか、警察の必死の追及とか、予想外の障害とか、見ていて飽きずにハラハラできてテンポがよくて面白かったと言わざるを得ない。
しかし「そうなる?」とツッコミたくなる箇所もある。昭和の常識がわからない箇所もある。喫茶店が火事という箇所は唐突過ぎた。
あと、この映画は今もテレビドラマや映画で見る俳優女優も多くて見ていて驚く。なつかしい俳優も多い。藤田弓子、多岐川裕美、志穂美悦子さんはすぐわかった。
渡辺文雄さんは久しぶりすぎて名前を思い出せなかった。志村喬国鉄総裁、鈴木瑞穂捜査本部課長は昔の映画でよく見る俳優。
丹波哲郎さんはほぼ「砂の器」の刑事みたいだった。北大路欣也さんと田中邦衛さんはワンシーンのみの出演。
宇津井さんが警察の無能さに怒り心頭だが、それは致し方ない。むしろ必死で頑張ってるのにあとちょっとで鳥逃したりして気の毒。
杜撰な計画で仲間たちを死なせた沖田の哀れな最期も自業自得として仕方がない。あれだけ重大な事件を計画し実行した罪と代償。
この映画を見て、NETFLIXドラマ版も見たくなってきた。




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