長嶋有「ぼくは落ち着きがない」(2008)を光文社文庫(2011)で読む。これもキャンプ先のBOで110円購入。
高校の図書室での図書委員たちの取り留めもない日々の会話だけで進んでいく本。
冒頭の書き出しから何か新しい感じはした。だが、だんだん自分はついていけなくなった。
高校生の関心事は日々変化していく。2008年当時にしてた会話は10年、15年、20年と経つにつれて若者たちには通じなくなっていく。古くさくなっていく。
今読み終わって本を回想しているのだが、特に何か事件があったわけでもないので何も覚えていない。
文庫巻末解説は堺雅人。概ねこの本を褒めているのだが、自分としては特に得たものはなかった。こういった本は中高生が読めばいい。
0 件のコメント:
コメントを投稿