ねこ銀河鉄道の夜を見た後に、谷村美月主演の劇場公開映画「銀河鉄道の夜 I carry a ticket of eternity」を見る。
監督は秋原正俊で脚本は落合雪恵。配給はカエルカフェ。2006年11月の劇場公開後にネット配信を経てDVD化。
自分は2007年ごろにこの作品をDVDで見た。それ以来で確認のために見た。60分と短い映画。
現代日本に舞台を置き換えている。原作では活字を拾う仕事をしていたジョバンニだったのだが、この映像作品での谷村ジョバンニは新聞配達男子高校生?!
冒頭の授業風景は谷村以外はギャル。え、3人だけ?これは補習か何かか?
教師役がTRICKにも出てた小橋めぐみさんだ。まったく役不足。出番はごくごくわずか。
母は病気で二人暮らし。父は漁師で家に不在という設定は維持。
これ、正直映画のクオリティにない。教養バラエティ内の再現映像のような質感。
見ていて特に気になったり印象深いようなカットがあったわけでもない。
製作者側に何かアイデアと野心とかあったように思えない。「銀河鉄道の夜」インスパイア系アイドル女優プロモーション映像のような感じ。
撮影当時16歳の谷村美月は今も女優として活躍してるのだが、34歳の現在はそれほどの人気女優というわけでもない。たまにドラマで脇役として名前があるぐらい。もうちょっと人気女優であればこの映像作品ももうちょっと顧みられていたかもしれない。
ジョバンニとカムパネルラは同窓会として会う…という設定らしい。しかし、銀河鉄道車両内で出会ったカムパネルラは児童。
この子の台詞は覚えた台詞をただ自動的に喋っているだけの素人演技。ここが視聴者をかなり失望させる。
いやこれ、1回目の台本読み映像をそのまま使ってるのでは?というクオリティ。とても演技指導したとは思われない。劇場公開作とは思われない。金をとっていいレベルじゃない。
最初の停車駅で化石発掘してるお姉さんと出会う。この人の演技もほぼ素人。
いやこれもう舞台で演じればいいだろ。ロケ撮影する必要ないだろ。
鳥商人は斎藤洋介さんだ。久しぶりに見た。
客車に突然やってくる青年が松田洋治さんだ。この人の台詞はちゃんと安心して聴いてられる。自分はこの役者を「ナウシカ」と「花のあすか組」でしか見たことがない。この青年が連れて来た少年も演技がまったくの素人。谷村と松田の熱演の間に挟まれて何もしていない。
目が覚めたジョバンニは河原でカムパネルラの父と出会う。勝野洋さんだ。最近見ていないので調べてみたら現在75歳になっている。
アニメ版を見た後だと、BGMの場違い感と騒々しさが耐えがたい。味わいも余韻もあったもんじゃない。
この映像作品を見れば、アニメ版「銀河鉄道の夜」がいかに素晴らしい作品か改めてわかる。
見ている途中、そういえば乃木坂3期生プリンシパルが「銀河鉄道の夜」だったことを想い出した。すっかり忘れていた。
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