2025年3月8日土曜日

有栖川有栖「長い廊下がある家」(2010)

有栖川有栖「長い廊下がある家」を光文社文庫2023年新装版で読む。
2009年から2010年の間に各誌に発表された短編4本を収録。
  1. 長い廊下がある家
  2. 雪と金婚式
  3. 天空の眼
  4. ロジカル・デスゲーム
1作目の限界集落を卒論に選んだ学生が道迷い遭難し無人集落に辿り着くと、そこに明かりが?!オカルト雑誌の心霊取材班がそこに来ていた!という展開がまるでホラー映画の始まりでワクワク。一夜明けると、男の刺殺体。
雰囲気は好きだが、この手の事件はどうしたってアレと同じだろうなと途中から予想がついた。

2作目はあまり印象にない。3作目は作家アリスのネタ探しという始まりがわりと好きだが、これもどうこう言うほどのものでもない。

4作目はこれまでにない展開。火村准教授が手紙で呼び出され、デスゲームに参加させられるというものw
これ、読んでる途中に「モンティ・ホール問題」を3つの中に毒入りグラスが1つという変形にしたやつじゃん!?って思った。

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