2001年から2003年の間に発表された4本から成る短編集。
不在の照明
ひったくり犯が目撃者になる展開は新しいかもしれない。被害者男性が双子という三角関係の行く末。
地下室の処刑
テロ事件を起こしたカルト宗教幹部を追いかけ捕らえられ、拘束された状態で毒殺事件を目撃させられた刑事。なりゆき展開でそうなった事件。
比類のない神々しいような瞬間
ダイイングメッセージもの。紙幣に関する蘊蓄。こんなのわかるか!という。
白い兎が逃げる
この文庫本のおよそ半分を占めるページ数があるので中編。劇団女優へのストーカー男に偽情報をエサとして与え、北海道に飛ばして翻弄しようと画策する脚本家。だが、ストーカー男は死体となって発見。
あとは鉄道路線時刻表アリバイ崩し。あと、終盤に急展開があるのだが、そこは驚き。これがこの本で唯一好き。
今回まとめて有栖川有栖の短編集を読んだ。どれもミステリーを読み過ぎた読者のために、ありがち展開を避けてひねりにひねった短編ばかり。だが正直、自分とはあんまり合ってなかった。大阪が舞台で関西弁で書かれているものはちょい苦手。
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