2025年3月16日日曜日

リンドグレーン「名探偵カッレくん」(1946)

リンドグレーン「名探偵カッレくん」(1946)を尾崎義訳の岩波少年文庫(1996年41刷)で読む。この本はなんとなく名前は知っていたけど、今回初めて読む。もらってきた本なので。このスウェーデンの児童文学は尾崎義訳によって1957年には日本に紹介されている。

アストリッド・リンドグレーン女史(1907-2002)は「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「山賊のむすめローニャ」などでも知られるスウェーデンの児童文学作家。自分は今回が初めてのリンドグレーン。

主人公カッレ・ブルムクヴィストくんはたぶん13歳。食料雑貨店を営む両親と暮らしてる。学校に行ってないので、おそらく北欧の短い夏休み中?
シャーロック・ホームズやエルキュール・ポワロ、ピーター・ウィムジイ卿といった名探偵に憧れている。どうしてロンドンの貧民窟やシカゴの暗黒街に生れなかったのか!と嘆くw

同じ町の幼なじみパン屋の娘エーヴァ・ロッタと靴屋の息子アンデスが遊び友達。この子たちとの遊びが戦争ごっこw 
13歳にしては幼すぎやしませんか?遊び道具もない1940年代のスウェーデンの片田舎ではそんな遊びしかなかったのかもしれない。

エーヴァの親戚のエイナル叔父さんが町に現れる。この男が挙動不審だし言動がいけ好かないし怪しい。探偵にあこがれるカッレくんはこの男を観察。13歳とは思えない思考によって断片的な情報からエイナルおじさんの正体をつかんでいく。

サーカス、バラ戦争ごっこ、そして国家警察、宝石泥棒一味と危機一髪。
正しい少年少女むけ探偵冒険ストーリー。怪奇趣味のない少年探偵団といったところか。それなりに面白く読むことができた。

0 件のコメント:

コメントを投稿