2023年12月9日土曜日

齋藤飛鳥「サイド バイ サイド 隣にいる人」(2023)

2023年4月14日公開の映画「サイド バイ サイド 隣にいる人」を見る。原案・脚本・監督は伊藤ちひろ。企画・プロデュースは行定勲。音楽は小島裕規 "Yaffle"。制作はザ・フール、ハピネットファントム・スタジオなどなど。

主演は坂口健太郎だが、齋藤飛鳥が出演してるので見る。齋藤飛鳥の乃木坂卒業後に公開された映画だが、まだ乃木坂46に在籍してた時期に撮影した映画。この両者は監督からのオファーで出演。

主人公青年未山(坂口健太郎)は存在しない「誰かの想い」が見える。言うことがまるで霊能力者か宗教家。
呼ばれて出かけて行き、人々が痛いという患部をさわって何かを察する。冒頭から訪問宅でコールドリーディングのようなことをしてて視聴者を困惑させる。
この未山とは何者か?何をしてるのか?という130分と長めの淡々とした田舎風景映画。
この主人公青年の過去の恋人莉子が齋藤飛鳥。今はどうやら個展もしてるアーティスト?!
齋藤飛鳥ちゃんが「元恋人役」とか、ああ、もう大人なんだなと。

現恋人詩織がシングルマザー市川実日子(看護師)。未山は専業主夫みたいなもの?
こどもが居間で見てるのがなぜか「クリィミー・マミ」第17話「時のねむる森」!?
実は今年はクリィミー・マミ40周年でスタジオぴえろYouTube公式が全作を順次配信。自分も初回から欠かさず見てるw 
てか、現代の子どもが40年前のアニメを見てることも不自然なのだが。

穴に片足が落ち込んで脱出できない津田寛治は一体何なの?
ミャンマー人技能実習生の首が痛いというので見てほしい農家ラバーガール飛永翼
さらに新妻が足をくじいてて痛いというので看る。帰るころになって玄関でチュッチュし始める新婚夫婦とか何なの?

金髪ミュージシャン草鹿(浅香航大)が最初からそこにいる。開始からもう相当に長い時間が経ってるというのに、何もつかめないw このふたりは高校の先輩と後輩で友人の久しぶりに再会したという設定。何か事件があって急に未山は消えたらしい。え、未山は草鹿の生霊と会っていた?!
草鹿の家に行ってみると、そこに莉子。嘔吐とえずく声?!
開始から1時間近くたってやっと齋藤飛鳥ちゃん登場。このふたりに一体どんな過去が?飛鳥ちゃんミステリアス。

未山の家を訪問した詩織母子。そこに莉子を発見。莉子は妊娠してる?!
未山と莉子は詩織の家で一緒に暮らす?いやもう何がなんだか。これ、どう説明したんだ?
飛鳥ちゃんは20歳を越えたころから二の腕が健康的だな。

何度も何度も迷子の乳牛が路上にいるの何なん?って思ってたら急展開?!何がどうなった?え、怖いんですけど。

詩織と莉子はそのまま母子ツーペアで同居?なんでそんなに何事もなかったかのように楽しそう?

美しい田園風景が淡々と続く。起伏というものがない。あまりに説明がない。見てて困惑しかなかった白昼夢のような前衛芸術日本映画。これまでのやり取りは何だったのか?
いやもう行間が読めなくて困った。いや、誰もこれ理解できないだろ。タルコフスキーのほうがまだわかりやすい。
主題歌はクボタカイ「隣」(ROOFTOP / WARNER MUSIC JAPAN)

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