「さんかく窓の外側は夜」(2021 松竹)を見る。これもコロナで2020年秋公開が翌年1月に延期になった映画。ワタナベエンターテインメントと松竹の企画制作。監督は森ガキ侑大。脚本は相沢友子。原作はヤマシタトモコによる霊能力サスペンスホラーマンガ?!映倫PG12。
三角康介(志尊淳)は気が弱い書店店員。子どものころから霊が見えてビビリまくりで大人になった今も勤務中に霊が見えてしまう。
冷川理人(岡田将生)は未解決事件で警察に協力するほど有能な除霊師。三角くんの能力を見込んで助手を依頼。なんかこのふたりの接触の仕方にBL要素っぽいものを感じる。
その辺をうろつく霊は上司からのパワハラで自殺したんだったらクソ上司を呪えよ。
最初は拒否していた三角くんは冷川を受け入れる。焼き肉店で契約。そんなわけのわからない契約書にサインさせられるとか嫌だな。
三角くんの母は和久井映見さんなのかよ。ま、そういう年齢か。
そのころ街では若い女性の連続バラバラ殺人事件が連続で発生中。滝藤賢一刑事が事件を追う。(こんなヘアスタイルの刑事っているの?)
冷川の事務所にやって来る。被害者それぞれのカラダの部分が見つかっていない。それぞれを合わせると一人分。(この説明を聴いて、島田荘司「占星術殺人事件」を連想。殺人と解体シーンとか映すな。)
女子高生非浦英莉可(平手友梨奈)は通りかかっただけの美人北川景子を強い意志で呪い殺す。なんで?景子がチョイ出演すぎる。殺されるためだけのワンシーン出演。
しかもなぜ呪い殺されなくちゃならなかったのか?最後までその理由がわからない。
この時期の平手はメンタル激ヤバ期で、連日のように欅坂とそのファンを恐怖に陥れていた日々。北川さんはずいぶんと平手に気を使っていた。なのに何このシーン?平手が邪悪で凶悪すぎる。平手は呪い人形のために人を操って女性を殺してる?悪魔だ。
冷川もなんだか怪しい。三角くんに勝手に△マークを付けることで縛り付けてる?呪いを放置し、呪いを説いて金を得るのが冷川。こいつも悪魔か。もうなにがなんだか。
刑事は15年前の新興宗教施設での大量の死体発見という恐怖体験を三角に語る。その教祖が冷川?
この映画、ヒンヤリした画質が良いのだが、どう見ればいいのかわからない。平手はとある代議士とその周辺を呪ってる?現在地を見失う。
平手は刑事に呪いが効かないと知るやその妻を呪う。目から血を流し続ける。オカルトホラーすぎる。ジャンル的に「ドクタースリープ」みたいな?
平手も目から血を流してあえぐ。ここを見るとステージから転落した平手を思い出してしまう。もうヤダ。怖い。通り魔殺人事件がフラッシュバック。
髭面教祖筒井道隆が「呪い」の中心にいる最大の敵?貯金箱とか何?
やたら会話シーンが多い。やたら過去の記憶がフラッシュバック。時空を超えすぎ。イメージ優先。
おぞましい呪い地獄。きっとたぶんサンバルテルミの虐殺とかこんな感じ。今こんな呪いがプーチンロシアに求められている。
新機軸ではあるが正直退屈。こういうのは女子高生やアニメ好きに向けたラノベホラーっぽい。
平手友梨奈は画面に居るだけで画がもつ。強い存在感。雰囲気ある。
音楽が良いなと感じた。音楽担当は山口由馬という人だ。
主題歌はずっと真夜中でいいのに。「暗く黒く」
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