「宇宙でいちばんあかるい屋根」(KADOKAWA 2020)を見る。清原果耶が主演なので見る。監督脚本は「新聞記者」の藤井道人。企画製作前田浩子。
自分が初めて清原果耶を認識したのがおそらく「ちはやふる」か「3月のライオン」。名前を覚える間もなくあっという間に朝ドラ「おかえりモネ」で主演女優として活躍中。すごい。
自分としてはそれほどタイプでもなかったのだが、モネでのムッツリした感じが逆に良い。
冒頭から夜の街のドローン空撮映像からしてなんか良い雰囲気。BGMもアンビエントな感じで良い。2005年というテロップが出る。
夜の屋上でなにやら手紙を書いている?このヒロインは中学生?
両親が坂井真紀と吉岡秀隆。この二人は初めて見るペア。母に起こされて慌てて起きる。坂井さんはここ最近で一気に老け込んだな…。
翌朝、路を挟んで隣家の部屋でバンジョーを弾いているのが伊藤健太郎。ヒロインはこの男に恋心?
で、遅刻しそうだと慌てて学校へ自転車でのんびり向かうのだが、河原の土手から転落。でも普通に学校にいる。男子生徒からクソビッチ呼ばわりされる。さっきから話のつながりがよくつかめない。
放課後は近所の書道教室?先生が山中崇。生徒の書く文字を批評。
このヒロイン大石つばめが夜を過ごす屋上はこの書道教室のあるビルの屋上?
で、キックボードを見つけて遊んでるとそこに桃井かおり。悪態をつかれる。ここはこのババアの所有地なの?
つばめちゃんはこの婆さんが星空を飛んでいる幻影を見る。
つばめはつい手紙を書いて投函してしまったことを後悔していた。「取り返したい?」キックボードの乗り方を教えてもらったから、取り返す。「年取ったらなんだってできる。」なんだこれ。願い事を叶えてくれる婆さんファンタジーなの?
このヒロインも口が悪い。時間の使い方について説教する婆さんに言い返す。「棺桶に片足つっこんでるババアに何が分かるの?」
手紙を取り返した(どうやった?)婆さんに食料を渡す。やっぱりホームレスなの?
隣家の亨くん(伊藤)のケバい姉(清水くるみ)がいかにも悪いヒモ男にひっかかってる。その件で姉と弟が路上で口論。目撃してヒロインはモネのような表情。
この件も婆さんに相談。さらに母親が本当の母親でないことも打ち明ける。お母さんはお父さんと幼い私を置いて出て行った。しんみり…。
つばめちゃんは婆さんとバスで海へ行く。費用はこの子がもつ。水族館のくらげ水槽が見たかったのか。年の差があるともだちムービー?
さらに打ち明け話。夏が終わるとお姉ちゃんになる。この家に血のつながった子どもが生まれる。不安を吐露。
書道教室の先生から水墨画をやってみないか?と勧められ、ひばり先生(水野美紀)の展覧会へ。水野さんはまだ美人といっていい感じ。
電線にとまる雀の親子の絵はがきをもらうも、「ママぁ~」と駆け寄ってくる小さい子を見てつばめは目が泳ぐ。雨に濡れて家へ帰る。ひばり先生はつばめちゃんのお母さんだったの!?東京で新しい家族をつくって幸せそうな母にショック。
つばめちゃんは婆さんの強いすすめで、姉のヒモ男をバイクで追いかけて事故った亨くんをお見舞い。もうバンジョーは弾けない。「つばめちゃんは家族を悲しませちゃダメだよ」
つばめちゃんは婆さんの胸でおいおいと泣きだす。親に酷いことを言ってしまったと。
亨くんのリハビリにつきそう夏休み。体がよくなったらまたバンジョーを弾ける。
つばめと亨は婆さんの孫が暮らすえんじ色の屋根の家を探し歩く。これはつばめの元カレヤンキーのおかげで判明するのだが、結果、かなりのビターで悲哀を感じさせる結末。
このままでは桃井かおりお婆ちゃんの登場する意味がわからないな…と思ってた。やっぱりチョイ奇跡が起こってた。
中学生女子と家族の心温まる交流ドラマ。家族のドラマ。
え、書道の先生はどこまで知ってたの?あまり説明っぽいところがない。いろいろ想像して補完しないといけない。
ひたすら庭付き一戸建て住宅が規則正しく並ぶ山の住宅地と屋根。その下にいる家族たち。そういうテーマの映画。
主題歌はなんとCoccoプロデュースの清原果耶「今とあの頃の僕ら」(カラフルレコーズ/ビクター)。
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