2021年5月3日月曜日

広瀬アリス&すず姉妹「Living #1 ネアンデルタール」

昨年5月にNHKで放送(2020年5月30日)された、坂元裕二のオリジナル脚本全4話オムニバスドラマの第1話「#1 ネアンデルタール」に広瀬アリスと広瀬すず姉妹がふたりだけで共演している。録画しておいたものを今になってやっと見る。

これは締め切りに追われる作家阿部サダヲのギリギリ妄想というてい。この阿部が豊川悦司っぽい。CGキャラクター「ドングリ」(声:壇蜜)と会話しつつ物語を考える。なので広瀬姉妹は阿部の空想の産物。

クコ21歳無職(すず)は部屋でなぜか生ハム原木(イペリコ豚?)をスライスしてる。遅く起きてきた姉シイ(アリス)は25歳ダンスインストラクター。

このふたりは絶滅寸前のネアンデルタール人というてい。ホモサピエンスについて会話。だが、世間の20代女子姉妹のするような会話。「ぜんぜん出会いがない」恋愛とグチ。
姉「ホモサピエンスみたいにパンケーキ食べるような生活をしてみたい」「あいつらコミュ力だけはある」
妹「あいつら裏表あるし」「社会の輪の中から外れたら露骨にいじめてくるから!」「私たちの種を保存する義務がある!」日本社会を風刺。
「小山くんて誰?」「高校の同級生」「え、高校の同級生とまだ仲良くしてんの?」という日常グダグダ会話が続くドラマ。
すずのセリフには独特な音程の節回しとリズムがあることに今回見て気づいた。

固定カメラ撮影のせいか、すずもアリスも表情が大げさで面白い。おそらく、静岡の実家での広瀬姉妹がどのような会話をしていたのか?その雰囲気が垣間見える。その点でこのドラマは貴重。

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