広瀬すず主演ドラマW「あんのリリック -桜木杏、俳句はじめてみました-」全2回がWOWOWにて2月27日に前編(90分)、3月6日に後編(90分)が初放送された。
俳人堀本裕樹による俳句小説「桜木杏、俳句はじめてみました」(幻冬舎文庫)という原作のドラマ化作品。監督は文晟豪。脚本は荒井修子。
すずは人づきあいの苦手な大学生。言葉の感覚の鋭いリリックを口ずさむラップ少女桜木杏という役どころ。
見たくないものが見えて人間関係に傷つき暗くなり言葉に鋭くなった挙動不審少女。見えてしまったことを指摘して逆ギレされる。結果、友だちはいない。ある意味日本社会。
見えないようにあえてメガネ。家の中でもライミング。地味服であってもセンス良いのがモデル広瀬すず。杏はライブハウスでバイトしてる。コミュ障なのに?
ラップと俳句の融合にいどむスランプ中の広告代理店の若手コピーライター連城昴(宮沢氷魚)は酒飲んで昏倒。杏はリリックをイキイキと口ずさんでいるところを見つかる。「なんなんだ?この感覚は」
宮沢氷魚という人はわりと有名みたいだけど自分はまったく知らなかった。THE BOOMの宮沢和史の息子で国際基督教大卒のモデル俳優。
杏のラップがどこが良いのか自分にはわからなかったw ここはあふれ出る才能と天才ぶりをハッキリわかりやすく示すべきでは?
昴のセンパイコピーライターは社会人なの?っていう風貌。ローズ(夏川結衣)って何者なん?そんな影響力のある人なん?
句会をやってる大人グループ。自分には俳句鑑賞のキモが何もわからなすぎてつらい。
杏はアマで昴はプロ。若手会社員なのに見つけてきた女の子にバイト代を払う?そんな人事が可能なのか。杏の才能を買うのか?
杏はMCハゲボウズのリリックのブレーン?3000円で取っ払いの仕事?
このラッパーの人間性が酷い。「追い込むぞ」って何だよ。杏は酷い目にあっているようでそうは見えない。
昴は杏に自分の名前で出すべきだと言う。そんなことはしたくないと杏。気持ちが昂ったときのすずの演技は好き。杏が梅酒の話をしてて海街diaryを連想。このヒロインは静岡人という設定。
荒川良々がすずの父親?すでにおじいちゃんのようになっていてショック。てか、夏川結衣さんも自分の知ってる夏川さんとだいぶ変わってた。
ローズ夏川結衣チームはMCハゲボウズのリリックの作者が杏であることに気づく。夏川はMCはちみつを売り出す。なんなんこの業界。
杏は「MCはちみつ」として動画がバズる。だが、MCはちみつの「ヤラセ疑惑」を志の低い記者が報道。MCはちみつのリリックが本物であることを示すために、公開ネット中継での句会を実施。
なんだか邦画の雰囲気のドラマ。ラップと俳句とリリックの世界を描いていて展開が予想外。事前に聞いてもよくイメージできなかったストーリー。フリースタイルラップバトルってこんな感じなの?ラッパーすずが面白かった。
後半のほうがより面白いドラマかもしれない。杏と昴の恋愛ドラマ。それでいて若い人に俳句の魅力を伝えるような良作。俳句と同じで余白を残す。語り過ぎないところがよい。
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