2021年2月3日水曜日

西尾維新「掟上今日子の設計図」(2020)

掟上今日子シリーズ最新作を久しぶりに読む。2020年3月に出てた西尾維新「掟上今日子の設計図」(講談社 2020年3月)を読む。

立体駐車場が爆発物により炎上。「學藝員9010」を名乗る爆弾魔がSNSに動画を公開。いつものように濡れ衣を着せられ容疑者となってしまった隠館厄介は冤罪を晴らすべく、最速探偵掟上今日子さんを呼び出す。

でもって次の爆破予告ターゲットとなっている現代美術館へ。タイムリミットは残り9時間。警察の代理のような顔して捜査開始。

トリッキーな名称の美術館。個性的な館長に戸惑いつつ退避を説得。だが、爆弾がどうしても発見できない。前半はなかなか状況が進展しない冗長な感じで、ああ、またこんな感じか…と思って読んでいたのだが、この本は後半巻き返す。今日子さんがエラリー・クイーンのようなロジックで犯人を絞り込む。

厄介は今日子さんと一緒に犯人の手に落ちて大ピンチ!

今回の「設計図」は過去に読んできて掟上シリーズの中で、もっとも展開が予想外で、かつ読みごたえと味わい深いものがあった。時間制限があるのも良い。

今日子へ個人的な恨みをもつ真犯人か?この姿なき正体不明の犯人が意外だし、恐るべき逆恨みと隠された悲しい過去を持って、今日子とギリギリの駆け引きと心理戦。

最終的に掟上今日子が犯人を上回るわけだが、この忘却探偵の先を読む能力、人間心理を読む能力が恐ろしいほどにキレてる。恐ろしい大量殺戮を直前に止める。

この本一冊で110分ほどの映画にすることが十分に可能。掟上をガッキーで、火薬探知犬と盲導犬の二匹を両手に活躍する爆弾処理班のエース扉井あざなをまさみで実写映画化希望。

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