テレビ東京で10月期に「あのコの夢を見たんです。」という山里亮太原作小説を原作とする連続ドラマが放送されていた。全12話で毎回わりと有名な若手女優がゲスト出演する1話完結オムニバスドラマ。
最終話(第12話)に橋本愛が出演するというので見た。日本映画を主な活動としてる橋本愛が民放テレビドラマに出演することはあまりない。とてもレアなのでチェックした。
第12話はなんと大九明子の脚本演出回だ。橋本愛は大九監督の能年玲奈主演映画「私をくいとめて」にも出演。じつに7年ぶりの能年玲奈との共演で話題となった。
喫茶店で妄想(ネタ)ノートをカリカリ書いている赤いメガネ芸人山里(仲野太賀)の妄想がこのドラマシリーズ。太賀は全12話すべてに主演。
高校の教室で存在が空気だった挙動不審コミュ障山里。そのクラスの中心にいる憧れの美少女が橋本愛。という妄想。
この同級生でスクールカースト上位者たちが聴こえるように「キモい」「なんだこいつ」とかいう。マウントを取る。本当にそう想ったのなら心の中で言え。赤の他人への批評を聴こえるように言うな。
理想と冴えないリアルな現実。ノートの中では思うがまま。妄想の中でさらに宇宙海賊団という劇中劇。それはかなり脚本も演出も、役者もやりがいのある難しい仕事。
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