ミスト(THE MIST 2008)というスティーブン・キング原作映画があるので見る。監督脚本はフランク・ダラボン。
今まで一度も最後まで見通したことがなかったw 新型コロナ肺炎感染という未知の恐怖拡大中という同じような状況下で最後まで見る。
主人公デヴィッドは映画ポスターを描くのが仕事。嵐の夜が過ぎ去ると家と周辺の木が倒れたり大被害。車で街のスーパーに買い物に出かける。買いだめのための村人が大勢集まってる。消防の車や軍の車が多数出動。
すると濃い霧に周囲は包まれる。サイレンが鳴り響く。血まみれの老人。そして地震。一体何が起こってる?ケータイも電話もラジオも通じない。情報がまったくない。軍も警察も助けに来ない。
スーパーの裏側にある発電機の排気口を確保するために若い店員が外へ出ようとする。シャッターをガンガン叩く何か巨大な物の音を聞いた主人公は止めるのだが聴き耳持たない。この若者が正体不明の化け物に襲われ巨大な触手に連れ去られる。
目撃者は居合わせた他の客たちに説明しようとするのだが、NYの黒人弁護士も店長も聴き耳持たない。田舎者と都会者。大卒とそうでないもの。アメリカ社会の分断も見える。
ロープを体に巻きつけて外に停めてある車の中にあるショットガンを取りに行った男を手繰り寄せると上半身がない…。残った者は出てはいけないと理解する。外部へ出た者はみんな死ぬ。
ガラス窓の外にでっかい昆虫のようなものが突然現れたときはビビったw
瀕死の男を救うため、デヴィッドたちは近くにある薬局に抗生物質をとりに行くのだが…そこはさらなる地獄。
だが、スーパーに残された市民を扇動する聖書女が一番の脅威になっていく。若い軍人を裏切り者だと処刑。主人公の息子を生け贄に要求。はやくこの女を殺さないと大変なことになる!
結果、最悪な絶望バッドエンド。正しい選択をしたようで実は裏目。知恵と勇気で乗り切ろうとがんばった主人公たちのほうが間違っていたというのか?だからこそこの映画は恐怖なのかもしれない。コロナと戦ってる医療現場の人々も同じような状況かもしれない。
「ポセイドンアドベンチャー」の逆を行くような、最悪に嫌なもん見たなという発狂映画。
トラウマになるので子どもと一緒に見るなよ。子どもに見せるなよと言いたい。こんな嫌な映画見る必要ない。絶対に見るなよと言いたい。この映画を見ていない人は幸せ。
ポストコロナ世界がこうならないことを願う。
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