2020年3月13日金曜日

唐田えりか「覚悟はいいかそこの女子。」(2018)

「覚悟はいいかそこの女子。」(東映、ドリームプラス)という映画があるので見る。マーガレット原作→連ドラを経ての劇場版らしい。主演は中川大志。監督は「監獄学園」で中川を輝かせたw井口昇監督。少女コミックにしてはめずらしいモテたいバカ男子もの。

中川が学園すべての女子から愛されるイケメン。「俺ってリア充」だと思っていた。だが、彼女がいたことはないという観賞用男子だという。いかにも少女マンガでしか見ないようなキャラ。

これも2020年早々話題を集めた唐田えりかが出演しているので再注目されたw 劇場版のゲストキャラらしい。今までに多くの男子が告白して撃沈してきたという学園一の美少女という役。
この唐田は「寝ても覚めても」に比べたら十倍マシな魅力的な登場。脚からナメるようにカメラ。スカート短い。この唐田はとても可愛らしい。自分、ブレザーのポケットに手をつっこんでるJKが一番かわいいと思う。
だが、やっぱりこの女優がなぜ?ってぐらいに無表情。メイクばっちり韓国アイドルっぽい。クールキャラの役作り?

中川が唐田に挑戦し続けるドラマ。このヒロインは主人公を「カッコ悪い男…」と一蹴。
伊藤健太郎らがネットで見つけ出す女子キュンキュンシチュエーションで再チャレンジしていく学園恋愛コメディ。なぜにそこまで真偽不明のネット情報を過信する?

唐田は教師の小池徹平にしか笑顔を見せない。中川はまったく眼中にない。取り付く島もないほどに唐田は中川に冷たい。話題がなにひとつ合わない。ずーっとブレずに冷たい。
ひたすら冷たくされる中川はこのキャラが合ってる。「監獄学園」もハマリ役だった。

ヒロインは幼いころに父を亡くし母子家庭。夜までバイト。そんなアパートの隣に高校生中川が引っ越すとかあまりリアルじゃない。
唐田のドアを借金取りが叩く。荒川良々がまたしても闇金。闇金は債務者の家のドアぶっ壊していいの?器物損壊罪でなく?隣人の部屋に勝手に上がり込む?即警察沙汰では?

そんなキツイ場面を助けてもヒロインは中川に冷たい。女はまったくときめいてない。まったくエモくならない。これは男のほうが見ていて切なくなる映画かもしれない。
あと、貧困家庭の子が奨学金で美大行ってもさらに辛い状況にならないか?

高校生が高校生の借金を肩代わりするためにバイトとか可笑しい。こういう善意が何になる?身請けでもするつもりか。主人公が純情すぎて痛い。

唐田は能面表情でなぜにヒロインをやってる?と疑問だが、中川の心の声独白独り芝居が達者で十分に鑑賞に耐えるものになっている。
唐田がとにかく清楚に見える。女というものはわからない。2018年の段階では唐田は多くの可能性を秘めていた。それをたった2年にも満たずに失った。唐田はなぜ東出だったんだ?

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