新木優子が出演しているので「僕らのごはんは明日で待ってる」(2017 アスミックエース)を見る。瀬尾まいこの原作があるらしい。こんな映画の存在をまったく知らなかった。
新木優子はとても女子高生に見えない。痩せている。30代の仕事のできる上司のように、気の強そうなヒロインを演じてる。やたらハキハキしてる。
JK新木、いつもまぶしそうに眼が半開きw これはこどもっぽさの役作り?
運動会の謎競技で「暗いから誰も一緒にやりたがらない」という主人公男とペアを組む。たぶん新木は主人公のことが気になっていた。このへんベタ展開。美男美女同士でリアリティがない。
この映画、主人公ふたりの会話にポカリスエットを褒めたたえるセリフや、「いらない本をブックオフへ持っていけ」などの固有名詞が不自然に出てくるのが気になった。そして大学生になるとケンタッキーで食事。「私、鶏肉が嫌いなのにケンタだけは食べられる」。そういうタイアップでなんとか出来上がった映画なのかもしれない。
女は保育士目指して短大へ。タイトルから女の子がおいしい料理でもつくる映画だと思ってたらまったく違ってた。基本だらだらテンション低い会話劇。男女7年の恋愛ストーリー。女は不幸な家庭環境。男はぼんやりしっぱなしで途中で何故かタイへ行く。
タイ一人旅が一瞬で終わるエピソードでびっくり。ツアーで一緒になったおばさんたちと酒飲んで話しただけ。何だこの映画?!原作がそうなってる?
女は短大出てちゃんと保育士になり、男は大学行って就職内定してという、普通に理想のカップル。こんな映画、なにが面白い?!
と思いきや、女はファミレスで男に有無を言わせない別れを切り出す。
そして男には同じ大学のかわいい後輩彼女ができるのだが、やっぱり新木を忘れられない。けどやっぱり新木が女王様感。なぜそんな頑な?見ていて意味がわからない。
急展開。新木は悪性筋腫で子宮摘出?!え、難病ものだったの?みんな思いつめたような顔。やっぱり文芸書のような会話劇。どこにも面白さを感じない。
屋上遊具の双眼鏡で病院屋上で泣いてる新木を目撃した男、必死で駆け出すシーンが感動の名シーンになるかと思いきや、カーネルサンダースを盗んで駆け出すシーンw「ああ、前科が」「内定が取り消される」と思った。
そして新木の蔑み呆れるような目w これは怖い。
自分、瀬尾まいこの良さがわからない。
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