有村架純が主演した「コーヒーが冷めないうちに」(2018 TBS 東宝)という映画があるので見る。
こういう明らかに人情ドラマ的な映画は見る気が起こらないのだが、たまたまタイミング上見る。
またしてもタイムトラベルファンタジー。その喫茶店のその席に座ればタイムトラベルできる。ただし、ややこしいルールがある。それを冒頭で張り紙で示す。さらに、喫茶店常連客達が教えてくれる。疑問があっても「そういうルールなんで」で押し通す。
いかにも気が強くてフラレた女(波瑠)がその噂を聞きつけてその席をねらう。だが、そこには幽霊石田ゆり子さんが座って読書している。
この喫茶店がごく普通の喫茶店なのに明らかに常連客が多いのはそれか。伊藤健太郎もその席をねらってる。だんだん常連客の秘密が明らかになっていくヒューマンドラマ会話劇。
有村架純は喫茶店のすべての仕事をこなす。コーヒーを注ぎ配膳し古風なレジスターを打つ。ただなんとなくぼんやりしてて薄っすら微笑んで淡々と「そんなのありえないだろ」って物語設定を説明をする。
有村みたいなもっさりふっくらした顔と雰囲気は男に異常に安心感を与える。声もとても良い。たぶんそこがこの女優の人気要素。あの目で見つめればたいていのオヤジは簡単にイチコロ。
この映画、あきらかに演劇っぽいと思ってたら、やっぱり演劇のために書かれたもの。芝居っぽい芝居。たぶんオリジナル舞台は喫茶店から一歩も出ないに違いない。長澤まさみが主演した「曲がれ!スプーン」も連想。
痴呆妻を介護する夫、突然事故死した妹の話はまるで「ツナグ」みたいな。
タイムトラベルに成功すると水の底へ沈んでいくようなイメージ。これが近年ウェブ上でよく見るCGフォトイメージ。
ドラえもん的なタイムトラベルSFで母と娘の絆を絡めて感動作にしようってゆう。まあ、こういうのは自分には面白いはずがないと思ってた。ストーリーにあまり入り込めなかった。有村と石田ゆり子を見るためのドラマにしても後半は退屈。116分が長く感じた。
常連客吉田羊の妹役で松本若菜を久しぶりに見た。すっかり個性派女優のような風貌。
この人、調べてみたら鳥取県出身。鳥取県民は日本一レア県民。自分はまだ一度も鳥取に行ったことがないし鳥取県出身者を見たこともないし出会ったこともないw ちなみに瀧本美織、山本舞香も鳥取出身女優。
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