2019年11月13日水曜日

マークスの山(1995)

「マークスの山」(1995 松竹)を見る。高村薫の原作は昔読んだことがあって、刑事ドラマにしてはわりと印象に残ってる。
この事件は北区王子も出てくる。この当時自分は王子に住んでいた。以前からこの映画を見ようと思ってた。崔洋一監督の映画だとは知らなった。

中井貴一が偉い捜査主任刑事らしい。たぶんあの合田刑事。原作を読んだのでわかる。だが、ちょっとイメージ違う。髪型がお坊ちゃんで頼りなく見える。

R指定になってる。なんで?たぶん、萩原聖人の男色セッ○スシーンがあるから。この俳優が水沢役。萩原聖人を見るのは久しぶり。この当時の人気若手俳優。
看護師役で名取裕子さんが出てる。脱いでる。萩原と獣のように体を求めあう。

住宅街の道の真ん中で頭カチ割られたヤクザ男の死体が見つかるシーンで刑事たち総登場。
今も日本映画とドラマで活躍する俳優たちばかり。小木茂光、遠藤憲一、塩見三省、みんな若い。菅原大吉も若い。西島秀俊がちょっと見わからないぐらいに若くて別人。

今も活躍する俳優たちの顔がある一方で、故人となった俳優もいる。古尾谷雅人さんがだれよりもすらっと背が高い。萩原流行も懐かしい。亡くなった人はもはや年をとらない。

刑事たちがイキリっぱなし。まるで青年将校。スーツ姿で固まってる様子の威圧感が酷い。警察組織がまるでヤクザと同じ。最悪。一流大の法学部OBたちのネットワークが怖い。

自分が読んだ記憶とまるで別物。記憶にあるシーンがぜんぜん出てこない。
これ、崔洋一に監督をまかせたのが間違ってたと思う。人間ドラマとバイオレンスだった。格闘シーンと獣のように求めあう男女のシーンに重点。やたら長い。
刑事同士も殴り合い。ショカツで捜査の主導権争い。捜査への圧力。

見ていて嫌な気分にしかならなかった映画。主人公は中井貴一刑事のはずだが、人間性とかなにも魅力を感じない。
視聴者もよく意味がわからなかったのでは?平成の初めごろがもう遠い昔になってしまったことを実感した。

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