2019年10月31日木曜日

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017)

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017)を見た。

作家(堺雅人)と結婚し鎌倉の古民家へやってきた元アルバイト編集者高畑充希の体験する妖怪ファンタジー映画。
何の予備知識もなく見たのだが、見てる途中で監督脚本山崎貴じゃないだろうか?と思った。やっぱりか!

「あの部屋へは絶対に入るな」だが、入ってしまう。そこは鉄道模型だらけ。高畑の「退きますねえ」の云い方が面白い。高畑充希はつねに言い方と表情が面白い。
そこに中村玉緒。この人はもう一体何年お婆さん役をやってるんだ?日本のお婆さんイメージに近い容姿が貴重。それは吉行和子さんも同じ。

夜市で買った松茸を味噌汁にして食べてしまったときの反応も意外性があって面白い。
で、家に刑事(要潤)がやってくる。堺は鎌倉署心霊捜査課の顧問?殺人事件の捜査は交霊術で?まるでマンガの世界観。

江ノ電は黄泉の国へ走る電車?まるで銀河鉄道の夜。高畑「鉄道オタクじゃないんで」の云い方も面白い。高畑はなにもかもコントにする天才コメディエンヌ。

死神安藤サクラが普通の人すぎて逆に面白い。魔物の住む鎌倉は至る所死者。

昭和世界観ドラマだと思ってたら、キレイな茶碗を100円ショップで買ったってセリフがあったので現代パラレルワールドが舞台なの?

あまり見たことのないイザナギイザナミ死生観ファンタジーで新鮮だった。たぶんこういうの子どもも好き。ちょっと「千と千尋の神隠し」も連想。
着物姿で呑んでる堺が太宰っぽい。堤真一のエピソードはまるまるカットでよかったと思う。

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