2019年10月23日水曜日

コリン・デクスター「別館三号室の男」(1986)

コリン・デクスター「別館三号室の男」(1986)を1994年ハヤカワミステリ文庫で読む。これがシリーズ7作目。自分にとってデクスター6冊目。
THE SECRET OF ANNEXE 3 by Colin Dexter 1986
今回もオックスフォードが舞台。ホテルの新年特別プランの余興ゲーム大会の仮装大会優勝者が部屋で死んでる。
で、モース警部とルイス警部が捜査開始。死体は一体誰?宿帳は偽名だし身元がわからない。
泊り客も偽名ですでにホテルから姿を消している。これは捜査が難航しそうでモース激怒。いつものようにルイスが気の毒。

もう序盤からぜんぜん頭に入ってこない文体。ペダンチックでスノッブ野郎のモース。つまりデクスター。これは自分と合ってない作品だった。さっさと読み飛ばした。真相もそんなに驚けない。

良質な英国ミステリーを期待して読むのだが、デクスターには毎回悪い意味で裏切られっぱなし。ミステリーというよりモースとルイスのキャラで萌える刑事ドラマ。

部屋のドイツ語表記にケチをつけておきながら、支配人がドイツ語ペラペラだと知って口をつぐむとかw「ドイツ語知識はワーグナーとR.シュトラウスからだけ」

警察医とのやりとり
医「被害者の年齢は30から40。あるいは29か、41かもしれん」
モ「あるいは42かも」
医「あるいは28だ」
モ「先を続けてくれ!」
こういうところが英国人っぽい。まるでパタリロとバンコラン。

もうデクスターはよほど薦められないかぎり手に取るのはやめようw

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