2019年10月22日火曜日

川口春奈「にがくてあまい」(2016)

川口春奈の主演作に「にがくてあまい」(2016)という映画があるので見てみる。申し訳ないがこんな映画が存在することを今日まで知らなかった。

何の予備知識も無く見始めた。
オフィス街でお昼ご飯の風景。どうやらこのヒロインが野菜をまったく食べることができないようだ。ゼリーのようなものを食べている。こどもか。
仕事に余裕がなく焦りまくっている。職場の上司もすごく嫌な感じ。
野菜嫌いヒロインがゲイの高校教師林遣都の家に転がり込んで一緒に住みはじめる。そのへんが唐突。
リップスライムのSUさんがバーのマスター役で出てる。
で、ベジタリアンで料理上手な林の野菜料理で野菜を食べられるようになるという。え?そんな短期間で?

自分、今までまったく意識していなかったのだが、林遣都ってハーフなの?って初めて感じた。調べてみたら同じことを思っている人が多い。英国人っぽい感じがする。
今はハーフかどうか?とかデリケートな問題なので、疑問に思って調べるということも許されないかもしれない。

その一方で部屋でだらしない姿をしている川口春奈がインド娘に見える。顔がすごく濃い。部屋でパンツ一枚姿がちょっとトキメく。
自分、今まで川口春奈をわりと好きだったのだが、この映画のヒロインは自分勝手すぎてなんら共感したり同情したりすることができずイライラ。

男は優しく愛情のこもった野菜料理をつぎつぎと繰り出す。愛妻弁当のようなものまで持たせる。ヒロインはこの男のことが好きなようだが、男はゲイなのでヒロインを何とも思っていない。

ヒロインの態度が異常。自分の立場をわかっていない。人生をかけたCMプランナーとして仕事を出演を希望するアイドルモデルに断られるのだが、林に教えられたゴーヤープリン持参で押し掛け無理矢理食わせるw 迷惑。
後半はヒロインの常識のない予想外さがむしろ面白かった。ヒロインの実家シーンはとくに面白い。
軽トラの運転を代わるシーンでシフトレバー見て「AT免許だから運転できないじゃん!」ってシーンも可笑しい。

短いストロークで面白ネタが唐突に何発も撃ち込まれてくる。劇団っぽい。脚本はヨーロッパ企画の人らしい。クレジットに脚本監修・上田誠(ヨーロッパ企画)とある。脚本監修?そんな参加の仕方があるのか。

主題歌はOKAMOTO'Sの「Burning Love」。

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