5月に行ってきた奥多摩の古民家カフェIndigo Blueさんが9月いっぱいで閉店すると聞いて、先週、友人と再び行ってきた。2回目がラストとなってしまった。
前回、5月に来た時は店の下のスペースに駐車したのだが、直後に使えなくなったらしい。
なので、小河内ダムの水根駐車場に止めて山へ向かう道を登る。9月下旬ともなるともう暑くないのだが、歩いて坂道を15分ほど登るとなるとやっぱり暑い。
こういう道を歩く。前回は車ですーっと登ってしまった道だが、徒歩で行くとまた別の違った風景が見れる。
自分、初めて奥多摩に来た時、奥多摩駅の段階でそうとうに田舎だと感じたけど、そこからさらに奥地にまで人が住んでいるとは想像できていなかった。こんな山奥まで東京都だ。
今も人が暮らす数軒の集落がある。自動車道ができるまではこんな道を人々と牛馬が行き来していた。
奥多摩のむかし道。ハイキングコースになっている。
六ツ石山登山口へ至る。もしカフェが再開したときはこの山に登りに来ようかと思う。
カフェ周辺を15分ほど散策して開店を待つ。前回と同じく今回も一番乗り。
とは言っても午前中に3組しか客は来ていなかった。
前回はジビエカレーだったので、今回はうどんを選んだ。もちもちした田舎風うどん。野趣あふれるでっかく切られた辛い青ネギが乗っかってる。
うどんを食べてると自転車で中年夫婦がやって来たのだが、ジェラートだけで20分ほどで出かけて行った。
我々もジェラートとコーヒーなどを次々と注文し、湖と山を眺め、湖からの風を感じ、縁側で片肘ついて寝そべったりして、3組目の客が来たところまで90分間店を独占し帰ってきた。
店の前に駐車できなくなったのがなんとも痛い。店の真下へ至る車1台分の細い道の半分に別に権利者がいるらしい。
おそらく、5月に排他的権利を主張するために塀を設置し路の半分を占有し車の通行を完全にブロックしている。何か強い意志と執念と悪意を感じる…。
ひょっとすると、これは憶測でしかないのだが、周囲数軒の家と根深い怨恨のような境界トラブルがあるのかもしれない。ただ単によそ者への嫌がらせかもしれない。こいつが閉店の引き金になったっぽい。(現場を見てそう感じただけで事実とは違う可能性もある)
これをもってカフェはしばらく閉店するそうだ。いちおう再開を目指しているようだがどうなるかはまったく未定らしい。ひょっとするともうこの土地に嫌気がさしたかもしれない。都会もんが閉鎖的な田舎で商売をして暮らしていくのはやはり難しいようだ。
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