2019年4月21日日曜日

山下美月「電影少女 VIDEO GIRL MAI 2019」

山下美月主演「電影少女 VIDEO GIRL MAI 2019」が始まった。今回も桂正和センセイの原作の実写ドラマ化。なんと今回はダークサイド電影少女。

今回も前回と同じ喜安浩平脚本、関和亮監督によるドラマ。出演者は戸次重幸以外のキャストをすべて一新。主演の山下美月と萩原利久、転校生の武田玲奈以外はほぼすべてオーディションでの選出っぽい。
西野七瀬版「電影少女」は決してそれほど面白かったわけでもないのだが、ポップでコミカルだった。だが、今回の山下版は初回と第2回を見る限り狂気のビデオガール。まるで谷崎か乱歩か藤子A不二雄。暗い…。

主演の男の子が暗くて性格が歪んでいる。そんな雰囲気の顔をしてる。生徒役の男たちの荒ぶるイキリっぷりが怖い。
これは見ていて楽しくない。なにせ「願い事を叶えてあげる」に対して「あの女とセッ〇スさせろ」とか、若いうちから人間の醜さにどっぷり浸ってる。
前作と明らかに絵面を変えて来た。画面が暗い。とても見づらい。校舎内の光と影はまるでレンブラントかドラトゥール。
今どきの高校にしては校舎が古臭い。前作なら光で飛ばしてキレイに見せれるのだが、暗い絵にするとさらに暗く薄汚い。ま、その世界観にあった照明だろうけど。

山下美月の演技は素晴らしい。声質も女優らしい。だが、美少女は明るい太陽のしたでこそ美少女として輝く。今回の選択は山下にとって不利な条件。
これがまるでレ・ファニュ「吸血鬼カーミラ」のよう。美月オタ、乃木オタは今回のドラマを「ドS美月が見れる!」と楽しみにしていたに違いない。だが、これは求めていた方向とちょっと違う。

とりあえず2話見てみて、まだ何も面白いと思えていない。見ていてイライラすることのほうが多く爽快感がない。それはつらい。でもいちおう録画して見続けると思う。
脇役で武田玲奈が出ていることが驚き。この子の体型は見るたびに毎回軽く衝撃を受ける。自分はこの子を見て初めてグラビアアイドルという意味を知った。

だが今回は山下美月を見るドラマ。体調に気を付けて明るく元気で美しい美月でいてほしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿