西尾維新「掟上今日子の遺言書」を読む。2015年10月に出たこれがおそらく第4巻。今回は書き下ろし長編。
女子中学生の飛び降り自殺(未遂)事件に巻き込まれ大怪我を負った隠館厄介。なぜか加害者扱いされる風評被害。
女子中学生が現場に残した遺書によれば、読んでいたマンガが自殺の原因か?今日子さんと一緒に謎解きに挑む。
表紙イラストで今日子さんはセーラー服になっている。セーラー服を着て学園に侵入w聴き込み捜査。そういえばガッキーもドラマでセーラー服になってた映像を見たことある。ということがこれもドラマの原作か。
掟上さんがJCたちと会話して覚えたばかりの「それな」を使う場面がある。「それな」が全国的に流行り出したのはこの時期か?
このイラストのように、ストッキングとの間の絶対領域に自分へのメッセージを書き込んでいるとすると、それは相当に刺激的な絵面w
遺言に記した漫画家の名前と作品に自殺との関連性はあるのか?真の目的は何か?
家庭や学校での生活などほとんど追求しない。
イラストから楽しい展開を期待してしまうかもしれないが、これが意外にエラリークイーンに匹敵する論理パズラー。可能性AとBと、項目ごとに細分化して検討。
そして真相。これが空前絶後でまったく予想できなかった。10代の子には相談できる大人が傍に居る必要性を強く感じた。
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