2018年11月27日火曜日

YMO「プロパガンダ」ロケ地巡礼

もう行くべきロケ地も見当たらない。なので今回はちょっと方針変更。1983年のYMO映画「プロパガンダ」のロケ地を調査。まさに偶然に思いついた疑問。

自分、ここ数年よくYMOを聴いていたというのに、今年になるまで「プロパガンダ」という映像作品の存在をまったく知らなかったw 盲点になってた。

YMOファンのほとんどが今現在50代以上になっていて、そのファン層は分厚くとても豊か。
「プロパガンダ」についても研究が進んでいる。鶴見線昭和駅や根岸競馬場なんかは今でも巡礼者がいるらしい。だが…
坂本龍一が出演してる「ONGAKU」のロケ場所の畑がどこなのか?まったく不明で手がかりがない。誰も行ってない?

しかたなく、いつものようにロケ地探しスキルを使って独自に調査。それらしい場所に目星をつけた。遠くに見える山並みしか手がかりがない。

おそらく三浦半島ではないか?と考えた。
事前の調査で決定的証拠を得られなかったのだが、現地に行けばきっとなにか発見できるだろうと期待していた。だが、見通しが甘かった。なにせ映画から35年も経っている。

畑というものは35年そこらでは境界とか変わらないだろうと思っていたのだが、この土地はかなり改良されている。畑の中を縫う道も細いままではあるのだが一部コンクリート舗装されている。
で、現場に行って見て映像を一致する場所を探し歩いたのだが、稜線の見え方が近い場所にほぼたどり着いたものの、農道の角度がピタッと一致してくれる場所がなかった。
このトラックの背後に映っている木立を発見できればなんとかなると期待していたのだが、まったく発見できなかった。

東に動くと山の見え方が違ってくるし、左側がやや下がっている感じがなくなってしまう。事前調査で怪しいとにらんでいた道はすべて歩いてみたのだが「ここだ!」という感触を得られた場所は発見できなかった。
稜線の見え方ではかなりの高得点を取っているかと思う。道と稜線の見え方の角度問題は、畑の中に望遠カメラを置いて撮っているやもしれず、これ以上道を歩いて探してもムダだと諦めた。
細い農道であっても歴史がある。おそらく鎌倉時代からあるのではないか?この「聖徳太子塔」という銘が刻まれた道標は天保年間のもの。ちょっとググってみたけど誰もこれについて調査していないようだ。
プップ~とクラクションを聴いて教授がイーゼル持って走り出すシーン
似たような風景はあるけど、ここだとはまったく確信していない。完全敗北。
この2車線道路は前に見える道の折れ方から、おそらくストビューの走ってるあの道路だと思っているのだが、現地で確かめてみても何も確信が得られなかった。今では一致する証拠が得られない。
YMO巡礼としてはモヤモヤしたままだったのだが、この場所の風景がすばらしい。
大根畑から三浦シティを見下ろす風景に出会った瞬間ハッと息をのんだ。そんな休日だった。

PS.「プロパガンダ」をBSかCSか地上波どこでもいいから放送してほしい。鮮明な画像で見たい。

0 件のコメント:

コメントを投稿