「ピーチガール」(2017 松竹)を見る。山本美月の主演映画という知識しかない。たぶん少女コミックの実写化映画。自分、それほど山本を追ってない。なんで見てしまったのかわからないw
真剣佑、伊野尾慧、永野芽郁という豪華ヤングスターの共演による、「ずっと好きだった人」「私に元気をくれる人」「本当の愛」という、よくあるベタな三角四角関係ドラマ。
もうここ数年のこの手の映画の違いがわからない。記憶がごっちゃで区別がつかない。ラブラブ爽やかシーン、誤解と嫉妬のすれ違いシーンをオシャレな音楽流して繰り返す。
開始から数分が女子高生をターゲットにした少女コミック映画そのもの。テンション、雰囲気、テンポ、それ自体が予告編のような雰囲気。女子高生を楽しませるにはそれでいい。映画会社と監督の意図が潔い。
ヒロインはなぜか日傘さして登場。「ヒロイン失格」のようなウザい顔芸。絶対に日焼けはしたくないという褐色の肌を持つJK。クラスメートたちから「ビッチ」と呼ばれる「ホントはピュアなのに」
山本は映画公開時に25歳。JK制服立ち姿が一流モデル過ぎる。スカート丈が短い。制服姿の山本は欅の土生瑞穂そっくり。
永野芽郁(17)がSEVENTEENモデル役で出演。この子が見た目ふんわり腹黒策士。小悪魔どころでないサイコパスレベルの犯罪者予備軍。援助交際までしてんのかよ。
ヒロインの恋を妨害するためには手段を択ばない。山本がだまし討ちにあってホテルに連れ込まれベッドで裸にさせられ真剣佑に見せつけるというシーンはもはや犯罪。殴って済む問題ではない。共感も同情もなく救いようがない害悪でしかないキャラクター。
だが、この役どころが新鮮でいい!喋り方と声質が面白い。永野芽郁は10数年前の蒼井優のような存在感を出しつつある。制服の着こなしもさすが。
そんな展開アリ?というダメ演出で酷いエピソードを綴る盛り過ぎ唐突ストーリー。伊野尾の兄と父のシーンは内容も脚本も演出も酷い。
浜辺でYUKIをBGMにチンピラとのケンカに巻き込まれるシーンからのラストは特に酷い。
あぁ、寒い。みんなバカすぎて誰にも感情移入できない。大人が集中して見る内容ではない。途中から作業しながら流して見た。
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