2018年1月4日木曜日

本田翼「野生時代2015年12月号」

人生で初めて文芸誌というものを読んだw 角川から出てる小説野生時代2015年12月号。発売から2年たってようやく手に入れた。そこに250円で売られていたから。

手に入れた理由は表紙&グラビアが本田翼だからw この本田の表情はとても良い。

まず本田翼の巻頭グラビアが4点ある。すべて顔のアップのポートレート。撮影者が誰かクレジットがない。どれも元気いっぱい明るいばっさー。

「起終点駅」公開時期の短いインタビュー。本田は不幸な生い立ちの暗いヒロインに戸惑っていた。
「でも、死んだ目をしていても許されるのは初めての経験で楽しくもありました(笑)。青春ものでは疲れるくらい笑顔でいることが多かったので」
ドラマ映画でのばっさーはすべて無理矢理笑顔!w あと、佐藤浩市からは一切演技のアドバイスのようなものは無かったという。日々他愛もないおしゃべりに興じていた。それは「私の個性を消さないため」だったそうだ。

では、読み切り短編の感想。すべてほぼ初めて触れる作家さんたち。

窪美澄「ノーチェ・ブエナのポインセチア」
読み終わった瞬間にもうよく覚えていないw 心臓の弱い15歳少年目線で家族を描く。人それぞれ、選べないけどいろんな家族がいるよね…っていう文学作品。この短編はすでに角川文庫「水やりはいつも深夜だけど」に収録。

伊東潤「家康謀殺」
いよいよ豊臣との決戦のために駿府を出発する家康。警護を担当する永井直勝は、大野修理が輿丁(輿の担ぎ手)に刺客を放ったとの情報を得た…という時代小説。
こいつはなかなか面白かった。歴史小説でありミステリー。たぶんコイツが怪しい。やっぱ違った。じゃあこいつが…やっぱ違った。で、残る一人が怪しい…鮮やかなどんでんがえし!

荻原浩「妖精たちの時間」
高校卒業以来20年ぶりの同窓会。みんな変わったよなあという中に、かつて好きだった女が…というシリアスな暗い短編。

柴崎有香「かわうそ堀怪談見習」
これ、怪談というより日常のちょっと不思議な話。読み切りだと思っていたら短編で続いていく?

櫛木理宇「スープが冷める」
夫は海外単身赴任中のキャリアウーマンが主人公。義理の母と二人での生活が始まったのだが、この母が常識知らずで…。
常識のない人が一番怖いという嫌~な気分になる社会派ホラー。あの葵という幼児は一体何だったのか?
この作品はすでに「209号室には知らない子供がいる」という単行本になっているらしい。

歌野晶午「スマホと旅する男」
これは江戸川乱歩の「押絵と旅する男」の現代版。スマホとAIと握手アイドル、うすら寒いホラー。

川崎草志「チーフ・スペシャル」
ランキング上位10がすべて不正行為でないのか?というゲーム制作会社へのクレーム。社内で調査が始まって…という作品。ゲーム開発の現場のやりとりが続く。自分、ゲームというものをほとんどしたことがなく、最近のゲーム事情がわからない。最後は人情ドラマ。

水生大海「水中トーチライト 彼の憂鬱、彼の選択」
予備校で起こった1万円紛失事件という日常ミステリー。うーん、この先生、ただ仕事というものに対する考えが軽いだけで、それほど非難されるようなことしてないように思うのだが。自分なら仇のように恨んだりはしない。あ、そういう先生なのね、ぐらいな。

あと、読み切りじゃないけど、中野京子「新 怖い絵」ティツィアーノ「パウルス三世と孫たち」も読んだ。この本、まだ読んだことなかったけど、こんな感じか。
自分、高校時代に世界史をわりと勉強したつもりだったけど、イングランドのヘンリー8世を破門し、イエズス会を承認したというパウルス三世という教皇をまったく認識してなかった…。

今回自分は「読み切り」のみを選んで読んだ。それでも1週間かかった。
日々様々な本に触れている。現代と過去、膨大な本があるのに、さらに文芸誌で最新作に触れる時間的余裕はまったくない。文芸誌まで買って読む意味がわからなかった。

連載小説は途中の一部分だけ読む気にならない。だが、今まで手に取ったこともなかった現代の有名な作家の文に触れることができた。その作家のファンなら誰よりも早く作品を読みたいんだろう…って初めて意識した。

まだ誰も読んで感想を書いてない作品を読むなら文芸誌。ってことを学んだ。

PS. 本田翼は12月21日のどんねるずファイナルに出演。ふたたび以前のようなショートボブばっさーに戻ってた!
「シェイ シェイ ラオスー」w
ちなみにラオスー(老師)とは中国語で「先生」という意味である。
きっとダラダラ長い収録で無理して笑ってる部分も感じられたけど、バラエティタレントとしてかなり高得点なリアクションを見せていた。さすがだった。きっと本田翼の笑顔が世界を救う。

6 件のコメント:

  1. ハガレンもコケ・・・・
    残念・・・・・
    地上波のヒロインをもう一度・・・・

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  2. ファンタジーを日本人が演じたらまずコケる。石原さとみを見ればわかるように、映画がコケても大勢に影響はない。

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  3. パクリ?ドラマ、炎上発言等マイナスイメージだね。
    ドラマに続き、国民的女優の映画にチョイ役ですね。
    需要があるだけある意味凄い。
    頑張れ!

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  4. 演技も上手くない波がある いい年した大人の女が
    ゲーム好き漫画好き公言 笑っちゃうよね 
    でも何故何年もコンスタントに露出できるのかな…

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  5. もともと誰もがすべてカワイイと感じる風貌ではないので、決して今後を楽観はできない。マンガとゲームでなにか仕事につながるのか心配ではある。地道に応援するしかない。

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  6. そうだね地道に応援しよっ~と! 
    応援して7年目 何か勿体ない気がしてつぃつぃ
    言い過ぎちゃう 少しひねくれ性格のファンでした

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