2017年12月28日木曜日

綾瀬はるか「本能寺ホテル」(2017)

「本能寺ホテル」という映画が今年の初めに公開されていた。ぜんぜん眼中になかった。やっと見てみた。

鈴木雅之監督というからフジテレビっぽい映画。市川南プロデューサーの東宝映画。
綾瀬はるかと堤真一のジャケットみたときから「プリンセス・トヨトミ」だろ?って思った。ナレーターは中井貴一だし。けど、オリジナル脚本?
ド天然綾瀬はるかが現代と戦国天正の京都をウロウロするドラマ。いったいいつまで我々は戦国時代にタイムスリップするドタバタを見せられるのか?本当に現代人と戦国人って会話が成立するものなのか?

冒頭から白ニット姿の綾瀬はるかの胸がどばーんと前に飛び出してる。強調しすぎに思える。さらに大きくなってる気がする。俺のまさみはここまではしない。
仕事を失い婚約者の実家の京都を訪れた綾瀬。ホテルの予約を1月間違えたというボケをかます。まるでモノマネ芸人が強調してするようなTHE綾瀬はるか。

加藤諒から縁結びパワースポット的なチラシを貰う。こういうの「ムー」とかが扱うならいいけど、自分から宣伝しちゃダメだと思う。
平山浩行はいつも婚約者の役だな。中国人団体観光客のノイジーさとカオスぶりの描き方が酷い。

大正時代か!という古いホテルのエレベーターが戦国時代へのトンネルの役割を果たしている。戦国からくり時計とエレベーターとこんぺいとうがシンクロしたらつながるワープホール?このトンネルが退路がないので危ない。
織田信長が元祖ブラック経営者。濱田岳が森蘭丸。自己中横暴社長に振り回される秘書。反感持って抗議した綾瀬、あやうく殺されかかる。
相互理解がすすむと信長は綾瀬を京都の町へ案内する。ふたりだけのお忍びほのぼの映像。なんだか信長がいい人になってる。

自分、昔から明智光秀には共感しかないが、高嶋政宏の光秀のイキリっぷりには違う!と思った。
本能寺のあの燃えっぷりだと、とっくに綾瀬は焼死してるはず。近年の炎上CGはやりすぎ。
まあ、展開すべてには納得しないけど、綾瀬&堤で期待するものがそのままでてくる1本。そのまま楽しめばよい娯楽作。
けど、そんなに新鮮さも面白さも感じない。とくに最後10分の冗長さは退屈の極み。

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