2017年11月9日木曜日

乃木坂46 初の東京ドーム公演 DAY2

水道橋の駅を降り、その白い巨大な楼閣を見上げた時、自分はそれを「坂の上の雲」だと思った。

結成から6年、乃木坂46はようやく東京ドーム単独公演に達した。それは長い道のりだったのか、短くも急な坂道だったのか。桜井「東京ドームに立つことは簡単なことじゃなかった」
東京ドームCITY HALLで初めて人前に立った時、あまりに大きな存在感で傍らにあるスタジアムで公演を行なう日が来るとは、彼女たちは想像できなかっただろうと思う。思ったとしても口に出して言えなかったはずだ。
真夏の全国ツアー2017神宮球場で、東京ドーム2DAYS追加公演が発表されたとき、メンバーたちはかなり神妙な表情をしていたように思う。その場で感想を求められても上手くコメントできない。それほどに東京ドーム公演はイメージしずらい。大きすぎる。
このライブも友人が最初の方の抽選であっさり当ててくれた。しかも1日目2日目両日を当ててくれたのだが、相談の末、2日目だけに行くことにした。

チケットが当たらなかった人も多かったらしい。我々は無欲のラッキーだったのか、3塁ベンチのすぐ後ろ10列目というすっごく良い席だった。ホームベース上のステージがすぐ近くに見えた。
祇園精舎のエレクトリカルパレード、同じ目線の高さをメンバーが横に流れていく。誰もが美しかったけど、樋口、井上は美人だと感じた。
乃木坂のメガコンサートは毎回クロード・ルルーシュ監督「愛と哀しみの乃木坂」だと感じる。結成から現在までのメンバーたちの苦悩と哀しみと喜び。
これ、毎回あると食傷気味。そういうの、乃木オタキャリア1年10か月の自分でも、もう十分わかってる。ただただバカ楽しいライブコンサートもあっていいのでは。
乃木坂は神宮、西武球場でもやっている。毎年のバースデーライブが大回顧展。東京ドームにそれほどの祝祭感と特別さは感じなかった。
だが、東京ドーム単独公演は世界的知名度において圧倒的。初武道館と初東京ドームはどのアーティストにとっても特別。
  • 警備員スタッフ大勢がステージで踊っている演出はミッキーマウスを連想した。こいつは東京五輪開会式でも使えそうなアイデアだ。
  • 生田と松村の仕切りはお笑い芸人っぽいなと思った。桜井はアホ声だけど仕切りっぷりに感心。
  • 「命は美しい」から「逃げ水」への流れはパフォーマー集団乃木坂を感じた。
  • 最新2シングルからの曲は初めてで嬉しかった。「ダンケシェーン」「何度目の青空か」も好きな曲で聴けてよかった。
  • 桜井と寺田はカメラで抜かれるたびに匂い立つようなラテン系美人だと思った。
  • 伊藤万理華と寺田蘭世は表現者だと思った。どの瞬間も表情がビシッと高精度で決まってた。
  • 一方で佐々木琴子は絶望的に表現者の資質を欠いているように感じた。いつ見ても表情で魅せるということが不足。琴子は乃木坂にいることが楽しいのか?自分は琴子の今後がとても心配。
  • 与田ちゃん、みり愛、伊藤かりんはかなり背が低いなと思った。梅澤さんのスタイルは遠目でも目を引く。三期生では山下美月がいちばん好きだな…と気づく。
  • 若月が居なかったことに帰りの途中で気づいた。広島で舞台の仕事があったんだな。
  • 最後のほうで毎回あるメンバーの感想がいつもしんみりしすぎる。西野はいつも泣きそうな顔してるけど、涙目なあちゃんは愛おしい。飛鳥もかわいい。
  • 中元日芽香と伊藤万理華が今回の東京ドーム公演で自分にとっては最後だと思うとしんみり。
  • 生田とちはるに挟まれて花道を歩く中元、伊藤万理華センターの「きっかけ」に感動。この曲は圧倒的に名曲。
  • 伊藤万理華は最後のスピーチで絶対に泣かないという決意を感じた。感情が高ぶりそうになると喋りを止めた。泣きだしそうで結局セーフ。
  • 最後に地声で感謝の言葉を伝えバックステージに戻る中元と万理華、そして笑顔でカーテンの向こうで帰りを待つメンバーの映像が乃木坂映像史において新たな感動的名場面。乃木坂を巣立った2人が今後も輝けるかどうかわからないけど、こうして一緒に泣いて笑って喜んでくれる仲間と出会えたことは一番の輝かしい成功。
  • 規制退場の合間にメンバーからプレゼント映像のurlが間違ってたw どうりで何度やってもエラーなわけだ。前日のカメラ落下事故でそこまで頭が回らなかったのかもしれないけど酷い。
  • 神宮ではオタ声がそんなもんかと感じた程度だったのだが、東京ドームは声が響いてデカすぎる。
自分は今年、さいたまスーパーアリーナでのバースデーライブ、神宮、そして東京ドームと3回もアリーナ・スタジアム級ライブを経験してしまった。1年に3回は多すぎだ。
もう今回で乃木坂コンサートは最後でいいかなとも思う。顔写真入り身分証が必要な方式はなんとかしてほしい。
だが、桜井から「これからもよろしく」と頼まれると、2年に1.5回ぐらいは足を運ぼうかとも思う。
乃木坂46 “真夏の全国ツアー2017FINAL!" @東京ド ーム 11月8日
OVERTURE
01.制服のマネキン
02.世界で一番孤独なLOVER
03.夏のFree&Easy
04.裸足でSummer
05.太陽ノック
06.ぐるぐるカーテン
07 バレッタ
08.3番目の風
09.思い出ファースト
10.他の星から
11.でこびん
12.あらかじめ語られる口マンス
13.ダンケシェーン
14.ハウス!
15.ここにいる理由
16.あの日僕は咄嗟に嘘をついた
17.君は僕に会わない方がよかったのかな
18.生まれたままで
19.アンダー
20.My rule
21.命は美しい
22.逃げ水
23.インフルエンサー
24.君の名は希望
25.何度目の青空か?
26.いつかできるから今日できる
アンコール
27 おいでシャンプー
28.口マンスのスタート
29.ガールズルール
30.設定温度
31.乃木坂の詩
アンコール2
32.きっかけ

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