2017年10月27日金曜日

YUI「ORANGE GARDEN POP」(2012)

2012年のYUI活動休止発表後に出た2枚の8年間ベストアルバムの片方、通称オレンジ盤こと「ORANGE GARDEN POP」(Sony Music Records 2012)を手に入れた。

いつものようにハードオフでジャンク品を物色していて、青い箱にこれが放り込まれていたのを見つけた。

「SRCL 8198-9」という品番がついている。あれ?2枚組で一つのCDだったっけ?と思って調べると、SRCL 8199はフォトブックの品番だった。フォトブック欠落品だがCDアルバムとしては何も問題ない。100円だし買って帰る。

このアルバムは1セットしか持ってないはずなので、サブとして普段使いしたい。盤面状態も悪くない。
さすがに5年経つと手放す人も多いかもしれない。
実はCDプレーヤーがずっと不調だったので買い換えた。
ここ数年、カタカタ異常な音がするし、輸入盤CDが読み込みエラーを起こしたりしていたし、なによりも電源ケーブルが切れそうだったw

パソコンに取り込んで聴くことが多かったし今更CD再生専用プレーヤーを買う必要はまったくなかったのだが、CDをCD音質で聴く手段もあったほうがいい。

ハードオフで程度のいい保障のついたONKYO製品の中古品を手に入れた。25年前の製品が10年前ぐらいの製品に若返った。
結果、今までイヤホンで聴いてたものを大音量でアンプとスピーカーで聴くと良い音がするし新鮮!久しぶりに大満足な買い物。

で、ORANGE GARDEN POPだが、古参と呼ばれるようなファンはそれほど聴いてないのではないか?と思う。自分も購入直後以来、ほとんどCDを取り出して聴いていない。音源はすべてパソコンで聴けるわけだし。

自分、たいていYUIに関する質問には答えられるが、このORANGEとGREENのアルバム収録曲クイズには即答できない。今も知らないまま。
「恋しちゃったんだ~♪って曲、よく聴くけど、YUIの曲だったって知らなかった!」って子がいて驚いた。YUIはもうそんな存在。

このアルバムはYUIよりひと回り以上若い人たちに意外に聴かれているようだ。
出た当時にはベスト盤の意義を見出せなかったのだが、YUIに初めて興味を持った高校生大学生たちにはとっかかりとして最適なベストと言える。YUIには色々なタイプの曲があって驚くだろうと思う。ゼロ年代邦楽ロックの名盤としてオススメする。

さすがにまだ懐かしいという感情は起こらないだろう…と思って聴いたのだが、毎日がYUIだったあの頃を思い出してしんみりしてしまった。

「GLORIA」「Merry・Go・Round」「OH YEAH」「Rain」「Never say die」のイントロとか、忘れていた音を想い出した。
「es.car」はジャーンというイントロの瞬間で曲名が思い浮かばなかった。やはり数年聴いてないと忘れてしまっていた。
2006年末から2007年春にかけてのYUIの歌声は独特な魅力があるって改めて思った。

太宰治の「恥の多い生涯を送って来ました。」というフレーズが頭をよぎった。毎日YUI情報を追い求めていたあの頃を後悔はしないが、ちょっと恥ずかしさのような感情は今になってみると多少はある。
ライブハウスで汗びっしょになったり、日本中どこでもそのアーティストを求めて一緒に旅行をするような日々はもうないだろうと思う。

だが、いつかYUIがまたステージに立ってこのセトリを唄う日が来るのなら、自分は離島で農業やっていたとしても、どこからでも駆け付けるだろうと思っている。
あと、先日こいつも見つけた。YUIが2年ぶりに表紙を飾った「オリ☆スタ 2010年7月19日号」。
「HOLIDAYS IN THE SUN」期のもの。すでに2冊ぐらい持ってるものだけど、何年も見ていない。また見たくて買ってしまった。100円。
PS. 昨日の朝、「YUI 8月に離婚してた」のニュースが飛び込んできた。「ショック…」というピュアなYUIファンの反応と、辛辣な非オタ層、無関心層のネット大喜利反応も目を通した。

自分も言葉を失ったけど、まあ、それほど予想できないことでもなかった。そもそも病気療養中に突然出現して結婚と妊娠が同時だった男だし。そもそもファンに見せられない男だったし。
それに、土木関連の会社員ってことだけど、自部は一度もこの情報を信じていない。自分で裏を取ってないから。
YUIがこのへんのことを説明することはたぶん今後もない。

話題が話題だけにコメントしずらい。でもまあ、ワンマンツアーやってたときも夏フェスやってたときも、子どもの世話しながらふと「もぅ、ヤんなっちゃうな…」とYUIがため息をついていたんじゃないかと、その姿を想像するとちょっと哀しい。

YUIは今後ステージ上でこのことについて自虐的に触れたりはしないだろうな。
でも、「結婚して!」と叫ぶファンは以前のように出てくるかも。そうなると客は「シーン…」と水を打ったように静かになるだろうけど。

9 件のコメント:

  1. そうか、BESTもあったか。自分はGREENもORANGEもまだ封切ってないや。

    新日本プロレスの内藤哲也がYUIのファンで、必殺技に「GLORIA」と名付けていたっけ。
    素晴らしいレスラーなのにYUI全盛期は陽が当たらなくて、ヒールになっちゃったけど。
    ここ2年ぐらいでGIを制して東京ドームのメインエベンターまで成り上がった。
    「GLORIA」の歌詞通りじゃないか。この技、今でもよく使うので嬉しい。

    ここは内藤のセリフじゃないが・・・「yui、焦んなよ!」

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    1. CDは聴かなくても歌詞ブックレットはいい写真がいっぱいなので見てください!w

      え、プロレスにも詳しい…。すごい多趣味。

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  2. yuiの結婚のとき、「幸せにしろよ!」と相手の人にコメントしていた自分も、時間がたって少々大人になりました。私もショックはあまりありませんでした。
    それでも、yuiが笑顔で日々を過ごせるといいな、という願いは変わらず。
    人の気持ちは、本人にしか分からないものですが、できることならその痛みを緩和してあげたい、と思ってみたり。

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    1. 「やっぱりそうなると思った」って言ってる人が多いよね。「俺が双子の父親になる!」って猛者はいないのか?

      YUIは「諦めるのも速い」って言ってたし、気持ちを切り替えてもらうしかない。ファンができることはいい感じにライブを盛り上げるしかないかなあ。

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  3. 音楽は天才でも社会性は欠落してそうなので心配です。お金をだまし取られたりして転落人生みたいにならないで欲しい。周囲にサポートしてくれる人がいることを祈ります。

    活動期からYUIは人を心配させる天才でもありますね。まあ私が心配しても仕方がないですが。

    初期のWhy meとかIt's happy lineを今の彼女が歌ったらどうなるのか、聴いてみたい気がします。

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    1. YUIはバイトして授業料払ってたから、お金の大切さもわかってるはず。しっかりしてるはずだと信じたい。ただ、ちゃんと養育費だけは公平に相応分をもらうべき。

      YUIはみんなからガン見されるライブが苦手っぽいのに、こうやって心配かけるからみんなハラハラして見守るようになる…。

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  4.  いや~、yuiさんが離婚されましたね~。一時期ミュージシャンの男性と付き合っていて、その人と別れて別のミュージシャンじゃない人と結婚されたのを見て、
     「これならば結婚生活も上手くいく、良かった。」
     と思ったものですが、そうはいかなかった訳ですね。
     女性は男性を強いと思って結婚する。でも実際は平均寿命を見ればわかるように女性の方が強い。そして、男女雇用機会均等法が施行されれば、その男性の方が女性よりも弱い実態が暴露されて、女性は男性にあきれて離婚するか、そもそも、
     「私に見合う男はいない。」
     と結婚しなくなる。そんな事当たり前なんです。
     yuiさんもその現代特有の潮流から漏れなかっただけの話なんです。

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  5. YUIさんにも、子供さんたちにも会ったことが無いので、
    「俺が双子の父親になる!」とは言えませんが、
    ベビーシッター兼ホームヘルパーあたりから試験採用お願いしたいです←

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  6. そこでシングルマザーの先輩竹内結子さんの出番ですよ。結子ねえさん、人生の先輩としてYUIさんをよろしく。

    女性は子供がいるともうなかなか恋愛はしずらい…。30歳で残りの人生が母親しかないって寂しいようにも想像する。YUIも男ってどんなものか見切ったかもしれん。

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