2017年9月1日金曜日

長澤まさみ「なごり雪」(2002)

シンガーソングライター伊勢正三の代表作「なごり雪」を大林宣彦監督が「みんな50歳になったよね」と、あとづけで膨らませて作った映画「なごり雪」(2002)を見る。

これが東宝シンデレラ長澤まさみの2本目の映画出演作。
なんと配給は大映。調べてみたら大映という会社は2003年まで存在していたようだ。

地上波で放送されたときに録画して、早送りでまさみシーンだけしか見ていなかった。15年の時を経て、ようやく全部見た。まさみを確認するために。

妻に逃げられ何もかも嫌になり遺書を書く50歳中年男・三浦友和。そこに古い友人から電話がかかって来て、忘れかけていた故郷へ帰る。
大分・臼杵が舞台。2001年秋の「現在」と、昭和28年の「過去」を行ったり来たりする回想映画。

三浦の回想の中に登場する須藤温子(新人)がヒロイン。この人は今では上戸彩が審査員特別賞を受賞した第7回オスカー国民的美少女コンテストのときのグランプリとしか記憶されていないかもしれない。
須藤温子って今何を?33歳の今も2時間ドラマや舞台で女優を続けているらしい。
ちなみに、長澤まさみは2010年にラジオ番組「Sweet Hertz」で「須藤温子ちゃんとは仲良し」と発言したことがある。

主人公と友人(ベンガル)の高校時代、テニス部のマドンナ役で出演の斎藤梨沙もその後の活動がまったく不明。生きてる?まったく何も情報がない。
このマドンナを賭けた喧嘩シーンが神社の狛犬を映して「えい、ヤー」の声だけという、学園祭で上映される学生映画のような演出で笑った。男子学生が下駄ばき?!
主人公が上京後につきあった彼女が宝生舞。この人も今は何を?
この映画、昭和28年回想シーンを当時の質感で描いてる。本当にその当時に作られた映画のような雰囲気。女生徒の会話がまるで吉永小百合の映画でも見ているかのような発声と間合い。

あえての演出?昔の女性はみんな喋り声が高い。本当に昔の人たちみたいだ。原田知世の映画のようでもある。「コクリコ坂」のようでもある。

みんなアテレコのようにすら感じる台詞ボー読み演技。まさみオタには「値踏みカメラ」みたいな映画と言ったらわかりやすいかもしれない。昔の人は本当はこんな会話をしていたのかもしれない。単に大林監督がこういう演出しかできない人なのかもしれない。

何度も森の中を走る電車シーンが挿入されるのだが、このシーンはさすがに昭和20年代というわけにはいかなかった。
臼杵駅が「え?!」ってぐらいに山の中の田舎駅。嘘だろ?と思って調べると、ロケ場所の上臼杵駅は今でもこんな感じだった!
主人公はかつてベンガルと須藤温子と淡い三角関係のようなものにあった。須藤はスクーターで転倒して重体だということで呼び出されたのだが、これが「火だるまにでもなったの?」ってぐらい全身包帯ぐるぐる巻きミイラ状態。そのわりにみんなちょっと呑気すぎないか?ちょっと笑う。

そのミイラ母親を看病しているのが当時13歳のまさみ。初登場シーンから遠目で見ても明らかにスーパー美少女。役名はなんと、夏帆だw  

まさみの出演シーンは3回、病院看病シーンと火葬場シーンしかないが、母がかつて好きだった父親以外の男性(三浦)とのシーンは難しかったかもしれない。喋りが「クロスファイア」のときとたいして変わっていないw

中年男性がひたすら過去を回想しているので退屈で長く感じる111分の映画。

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