何の予備知識もないままにまたまたこんな映画を見てみる。土屋太鳳と山崎賢人による少女コミックの実写映画化 「orange オレンジ」。
桜並木。これから始まる新学期への期待。胸の高鳴るヒロイン。女子高生ヒロインの映画はどれもこんな感じで代わり映えしない。
緑のブレザーに赤いハイソックス、土屋太鳳がそんなにタイプじゃない。「まれ」もまったく見なかった。すまん。
そして転校生・山崎賢人が登場。とても暗い印象。だが、ヒロインの仲間友だちグループにするっと合流。
男が暗いのには理由があった。母親が体と心を病んで始業式に亡くなっていた。それはずっと悩んでいて当然の事態だな。
ええっ?!未来の自分から手紙が届くの?!タイムトラベラーSF!? 手紙の予言の通りに新学期が展開。後悔するポイントを事前に教えてくれる。未然に防げる。
話はいきなり10年後へ跳ぶ。ヒロインたちは26歳になっていた。え、子どもいんの?山崎演じるカケルくんはもうこの世にいない?パラレルワールド?いろいろ驚く。
土屋太鳳の声質が異常に可愛らしく、かなり消極的で受動的で性格が素直すぎる。土屋は10代と20代を演じ分けていた。
ヒロインの友だちグループに山崎紘菜と清水くるみがいる。山崎は乃木坂の伊藤純奈系顔。前から性格キツそうな顔が好き。清水はカメラオタなので気になる存在。
真野恵里菜演じる性悪女・上田センパイが山崎賢人の前に登場。おい、おんなども。なぜコイツを全力でブロックしない?
ふられた腹いせにヒロイン土屋に嫌がらせ。楽しみにしていた文化祭の花火の待ち合わせに遅刻。
この花火大会が高校の文化祭で打ちあがるような規模の花火じゃないw どんだけ金かけてんだよって規模でCGらしさ全開。何箇所から打ちあがってんだよ。
ただ1人の母親が心を病むって、高校生の主人公にとっては重大すぎる事態。そりゃ塞ぎこむ。そして自殺へ…。絶望的に暗い最悪な展開。これは高校生でなくオトナでもヘビーな状況。
人の心を救えるのは優しさしかない。そんなことを子どもたちに教える映画になっていた。
タイトルが「オレンジ」な理由がよくわからないドラマだった。
10年後の自分から手紙が届く仕組みも設定もよくわからない。
母親からの最期のメッセージがメールで動画ファイルとして届くとか、藤子不二雄の描いた未来になってるな。
映画後半がどんどんヘビーにウエットに重たくなっていって居心地悪い。
人気コミックを映画化すると長丁場になるのも致し方ないのだが、この内容とテーマで本編139分はオトナが見るには長く感じた。だが、中学生から大学生ぐらいの子たちには薦めてもいい。
PS. 土屋太鳳は恒例のTBS新番組宣伝特番のマラソン大会で、信じられないほどの激走を見せ、日本中のお茶の間を感動の渦につつんだw 土屋って日本女子体育大に通ってるって初めて知った。想像を絶する体力の持ち主だ。
だが、女優が体育大に通うメリットって何かある?
体育大って日々ひたすら運動してカラダを鍛えているイメージだけど、それは何か間違ってるかもしれない。座学もあるんだろうな。
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