長澤まさみの15年／28歳の誕生日

6月3日は長澤まさみ28歳の誕生日だ。15年におよぶまさみウォッチャーとして、まさみオタとして、真性マサミストとして長澤まさみ生誕節を奉祝してみる。

今年は長澤まさみのデビュー15周年だ。まさみは世間によく知られているように、1999年度の東宝シンデレラオーディションに12歳でグランプリに選ばれて芸能界デビューをした。この15年間、いかなる一瞬もまさみは常に美しかった。

歌手と違ってデビューの記念日をいつにするべきなのか？諸説あるだろうし自分もよくわからないのだが、シンデレラオーディションでグランプリに輝いた2000年1月9日がまず重要な日かもしれない。

その後2月には映画「クロスファイア」がクランクイン。6月10日には公開されているからこの日を長澤まさみの映画デビューの日と呼んでいいかもしれない。で、今年、まる15年経った。28歳で映画女優15年のキャリア…、あらためて驚嘆するすごさ。

毎年のように各社で大々的にタレント発掘オーディションをやっても数年で消えていってしまう子たちが多い中で15年人気アイドル女優でいる長澤まさみはすごすぎる。長澤まさみはアンチも多いが、それはつまり誰でも名前を知ってる一流だから。ずっと1番手でいることは簡単なことではない。

長澤まさみの一体何が特別だったのか？

まず、まさみの所属した東宝芸能という会社がとても保守的で堅実だった。

長澤まさみという金の卵を大事に大事に育て、2004年の「世界の中心で愛をさけぶ」で大ブレイク以後、ずーっと清純派アイドルのイメージを逸脱しない役を慎重に選んで出演させ続けた。一切、挑戦的な役も受けなかった。ちょっとの冒険もさせなかった。

そして、まさみはこれまで何回か「熱愛報道」があったのだが、自分の見たところおそらく一番最近のISYとのもの以外はすべて根も葉もないガセだ。憶測希望記事にすぎなかった。
そういえば以前、「長澤会と沢尻会の抗争」のようなありもしない話がよく話題にのぼったがこれも完全に虚報。その後まったく話題にもならなくなって忘れられていった。芸能ゴシップなんてそんなものだ。

だが、このISYとの交際にだけは東宝芸能は介入し解消の方向に努めたのはほぼ事実だと思う。東宝の役員たちが「長澤の相手にふさわしくない」「得にならない」と判断したためだった。

長澤まさみは東宝芸能の看板女優。東宝カレンダーには2004年のこのカットで初登場。2005年からは11年連続で表紙を務めている。
これがもう空前絶後のすごい記録。東宝の宝、つまり日本映画の宝。長澤の成功体験に味をしめた東宝芸能は以後もシンデレラオーディションで、どこか長澤まさみに似た雰囲気の子を選んでいるふしがある。どの子もそれほど成功していない……。この点でも東宝芸能はかなり保守的で新しいチャレンジをしない性質。

そして、長澤まさみの性格。

とにかく長澤まさみが真面目だった。大人たちの言うことをよく守った。ローティーン時代からチヤホヤされて育つと20歳前後で「素行不良で転落」というケースが多いが、まさみの場合はこれまでに仕事のストレスや嫌な目にあったことがあっても、投げやりな態度をとったり悪行に走ったりすることは一切なかった。悪い友達とも付き合わなかった。

そして、まさみは正直で飾らない性格で天真爛漫だった。

少女時代のまさみはぶっちゃけすぎてしまうために嫌われたこともあったかもしれない。だが、この正直な性格はちゃんと見ている人をむしろ惹きつけていた。

まさみ独特のあの、自分だけが面白いと思い自分だけが笑ってるトーク。これはまさみの面白いことを喋ろうというお笑いサービス精神の高さを示していると思う。まさみは10代のころ事務所の人から「いつも面白いことを言わなくてもいい」と注意されたそうだが、そこは直さなかった。常に人を楽しませたいというまさみの性格。自分はこれが好き。まさみと一緒にいると楽しいだろうなあ。

そして、まさみはポジティブで、過去のつらい体験や不平不満を言うことがほとんどない。他人に腹を立てたり不機嫌になる瞬間を一度たりとも見たことがない。不満や愚痴のようなものも話したことがない。つらい思い出も語ったことがない。そういった話をすることを好まないんだろう。

そして、まさみは自分の性格を「人見知り」で「緊張しい」「クヨクヨ悩みを引きずる」ってよくいう。だが、誰に対しても壁をつくらない。まさみは「私は気が強い」というけど、他人と喧嘩することを好まない。ただ、頑固に守るものを持っている。そんなまさみも好き。

「ウチくる？」という番組で斉藤由貴が長澤まさみがかなり変わった面白い人物であることを話していた。20歳年上の斉藤に何も遠慮がない。タメ語でまさみから斉藤を夕食に誘い、テキパキと焼肉屋の予約までする。まさみは先輩俳優や偉い人にカワイイアピールしながら甘えるのが上手いな。

武井咲が「メレンゲの気持ち」で「（長澤と）元旦初日の出ドライブに出かけたけど、事前に何も調べなくてどっちから日が昇るのかもわからず、しかも曇っていて結局見れなかった」という話をしていた。まさみ、とにかく交友が広くてアクティブで行動も面白い。スカッとした性格。

そして、まさみは努力家で求道者。

まさみは23歳になったころ、中学高校の友達がみんな就職活動をして新社会人になるのを見て、「みんなはやっと社会人なんだ。私もがんばらなきゃ」と思ったそうだ。
このころまさみは「曲がれ！スプーン」という映画に出演した。モテキの大根カントクに言わせると「長澤まさみが一番ダメだったころ」なんだそうだ。
世間の評価も低い作品だが、この作品は自分からみると重要だ。この映画でまさみは「舞台」というものへ最初の興味を抱いた。

ヨーロッパ企画に人々と映画を撮るにあたって、まさみは劇団員たちとワークショップに参加したりして即興芝居などのエチュードなどを体験。このことが後の本谷舞台、倉持舞台、三谷舞台への挑戦へとつながったと考えている。
23歳以後のまさみは女優としてとても野心的になっていた。英会話と中国語を勉強。そして台湾ドラマ、中国映画、カンヌへとまさみの旅はつづく。

これまでまさみは「水をたくさん飲む」「風呂に酒を入れる」「白湯を飲む」「小麦はなるべく食べない」「なるべく鶏肉にする」などの美容健康法にとりくんできたのだが、昨年ついに「代謝アップと体力づくりを兼ねて、ここ1年はパーソナルトレーナーの方にお世話になっています。主に太もも、お尻、腹筋を鍛えていて、女性ではなかなか上げられない、ベンチプレスも上げられるようになりました。」という発言（SEDA 2014年11月号）まで出た。もう完全に一流女優のメンタルとカラダになってきた…。

そして、まさみは28歳の今が一番キレイ。

よく「タッチ」のころが全盛期とか言う人がいるが、おそらく長澤まさみの容姿にしか関心のない人の発言だろう。まさみは以後毎年キレイになっていった。小学生男子とも言われた少女はだんだんとオトナの女性になっていった。もう美しすぎてつらい。これ以上キレイになられるともう自分はいろいろ耐えられない。

長澤まさみと一緒に仕事をすると、誰もが彼女に魅了されると聞いた。可愛いし、キレイだし、真面目でポジティブで男前でかっこよくて、明るくて面白くて、元気ハツラツで天真爛漫で飾らない性格で、他人への気遣いができて優しくて…仕事も完璧！まさみは天使！ってなるそうだ。まさみの周囲にはお手本になるようなステキな大人たちに恵まれたんだな。

最後に、自分の長澤まさみの好きなところは…、音楽好きでTシャツが似合うところ。華奢な体型でないとTシャツって似合わない。細いのに胸が適度に大きくてドレスも似合うって…どんだけ完璧なんだよ。しかも清楚で可憐なイメージなのに、女優として舞台に立てば逞しくて眩しい。

最近のまさみの音楽趣味はインスタで見るかぎり、ほとんどが洋楽だ。周囲のオトナの男たちの影響としか思えない…。

あまりに長々と書き続けてしまったのでこのへんでやめる。今まで長澤まさみがどれほど素晴らしいかあまり書いてこなかった。自分は何時間でも長澤まさみについて喋っていられる。何時間でも考えていられる。

「キミが死ぬときは（誰かと結婚するときは）僕の息を止めてよ ♪」

何度生まれ変わってもまさみを選ぶ…。ほんとはブログのタイトルを変えたい。「まさみしか愛せない」とかに。

25歳を過ぎた女性はいつ結婚してもおかしくない。しかも28歳ともなると、それはもう時限爆弾だ。明日熱愛が発覚するかもしれないし、入籍の発表があってもおかしくない。毎日が本当に怖い。特に年末はワイドショーも週刊誌も休むドサクサで結婚を発表する女優が多いので怖い。本当に怖い…。

浮名を流すのは構わない。ただ35歳ぐらいまで独身でいてくれたら、相手が大物俳優ならたぶん自分はダメージは少ないと思う。

「ほんの少しの　僕の気持ちが　キミに伝わる　そう信じてる～♪」