Perfume / Cling Cling

いつものように、なにげなく立ち寄って買ったていで、PerfumeのNewシングル「Cling Cling」をTSUTAYAフラゲ。ポスターもゲット。今回のシングルリリースは4曲入りの豪華版。完全限定生産盤「おっきいハコの中仕様」は予約しないと買えないんだと思っていたので通常盤を買うつもりで立ち寄ったのだが……

結局、「おっきいハコの中仕様」を買った。2,430円はほぼアルバム価格、う～ん、高い。通常盤のほうが500円ほど安く、そちらを買うつもりでいたのだが、限定生産盤は3Dジャケット、豪華フォトブックレットも付いている。レコード会社の枠を超えて実現した対バンツアー広島での西脇家メモリアルも。結局ファンならこちらしか選択肢がないか。

「おっきい」っていうからでかい箱を想像していたのだが、常識的な大きさだった。だが、3Dになってるのがすごい。傾けると絵が動くとかそんな子どもの使う定規なんかとは違うテクノロジー。きっとお金がかかってる。480円の価格差はフォトブックレットやオマケ映像よりもこれなのかも。

言葉じゃ説明できないし、写真でもよくわからないのでステレオ立体視用にしてみた。こんな奥行きが2次元上で表現されている。

で、一晩エンドレス・リピート再生。オタならすでに色々な場所で音源や映像を見ているはずだが、自分はこの盤を手に入れるまでほとんど聴いていなかったのでどの曲も初聴き。自分はもうパフュオタじゃないのかもしれない。だが、これでシングル20枚目。それがすべて部屋にあるかと思うとぞっとする。しかも初回盤・通常盤が複数あったりする。自分が死んだら、どうすんだこれ？

なんか、Perfumeらしくないなって思った。「Cling Cling」はきゃりーっぽい。少女マンガ並に女子力の高いヤスタカならではの胸がきゅんきゅんする切なさも感じない。見得を切るような曲の終わり方がダサい。そして前世紀の魔窟街MVもそれほど好きじゃない。「日本のサッカー」じゃないけど、「Perfumeらしさって何？」って考えるのは不毛なので控えよう。

「Hold Your Hand」もアイドルソングっぽくて印象が弱いかな。「DISPLAY」は山口一郎のボーカルでもいいように感じた。「いじわるなハロー」もこしこのボーカルでいいようにも思う。結局どれもシングルとして弱いのか……

だがしかし、Perfumeの楽曲はどれも第一印象ではパッとしないのが常。「ポリリズム」であってもそうだった。Perfumeはライブで3人のダンスを見ることで完成する。

なのに今回のツアーのチケットをまだどの会場も手に入れていない。代々木の先行抽選に落ちまくった。今回ばかりはヤバいかもしれない。でも、行けなくてもいいや、という境地に落ち着いてしまった。対バンツアーやワールドツアーもあったりして、すべてをチェックできなくなって数年たつ。Perfumeは大きくなりすぎた。これからはライブに行くかどうかは成り行きに任せよう。

DVDはなんといってもPerfume Fes. 2014ダイジェストに注目。この対バンツアーを自分はまったく気にしていなかったので、初めて見聞きする情報ばかりだった。秦基博の「マカロニ」とか、秦ファンも聴きたかったんじゃないか。
Perfumeフェスは毎年やりたいらしいので、来年あたりのっちが「YUIさんとやりた～い」とか言い出して、「Perfume & フラフラ」とか実現しかねなくてこわい。POLYSICSとかありそうだ。その時はかしゆかがバイザー＆縦笛で「I My Me Mine」とかやってもらいたい。どうせチケ当たらないだろうけど。