川上弘美を自分はまだ1冊も読んだことがなかったな、と「センセイの鞄」という本を手に取った。2004年の文春文庫版。
アラフォー独身女と老人の恋愛が描かれる。居酒屋で高校時代の恩師と再会し、どうってことない会話が延々とつづく。
ふたりでキノコ狩りへ出かけ、花見に出かけ、島へ旅行に行く。
いつまでたっても面白くならないので読むスピードを上げる。夢の話とか、さらにつまらなくなっていく……。
川上弘美は人気作家だが、う~ん……、すまん、どこが面白いのかさっぱりわからなかったわ。自分には合わなかった。たぶん女性読者むけ。
表現が平易なのでサクサク読み進められるし、引っ掛かる部分もない。読み終わったのだが、もうあまり思い出せない。
巻末で木田元氏が川上作品の時間構造についての一文を載せている。これは完全に自分には理解不能。え?そう……。という内容。
小泉今日子&柄本明で映画化もされていると知った。文中のセンセイの喋り方は柄本明っぽいなと思っていた。
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