あれほどSAKEROCKが好きだったのに、星野源をあまり聴いてなかった。だが、自分は間違ってた。なんと温かくPOPで懐の深い1枚だ。解説書を読むと、参加ミュージシャンの豪華さに驚く。
このアルバムの1曲目に「化物」という曲がある。この曲をレコーディングし終わって、プレイバックを聴き終えたのと同時に、星野はスタジオで倒れた。くも膜下出血だった。
出演が決定していたCDJ1213幕張はもちろんキャンセル。昨年末に伝わってきた衝撃のニュースだった。近年、最悪なニュースに慣れていたし、ざわざわした感じになった。だが、星野は生還した。そしてこのアルバムが聴けているわけだ。人間、30を過ぎたら仕事はテキトーに、十分な睡眠を取ってストレスのない生活をしたい。あの時死んでたら「化物」が遺作になっていた。星野復活を祝うかのように響く。
「フィルム」とか「知らない」、「レコードノイズ」とか好きだ。役者やりながらこういう曲が書けるってすごい。これからの季節、家への帰り道で聴くとじんわり心に染みると思う。星野源の今が予想以上。
SAKEROCKってもう一度聴けないのかなぁ。
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