2013年11月20日水曜日

幸せのスイッチ(2006)

上野樹里主演で2006年に公開された映画「幸福のスイッチ」を見た。公開時期には「のだめカンタービレ」が放送中。女優上野樹里の人気も評価も高まっていた時期の映画。

この映画の舞台は和歌山県田辺市。やっぱり文化芸術振興費補助金というやつが使われている。田舎の小さな電気屋さんの日常という地味なテーマなので、なかなか興行的に難しいことが予想される。

どこの田舎の集落にも1軒ぐらいは電気店があるのだが、やってるのかやってないのか外から見ただけではわからない店がある。この映画を見ればどうやって商売が成り立っているのかわかりそうだが、むしろ商売になってないし、未来がないのではと心配せざるをえない。

世話を焼いて感謝されるなら、採算度外視でも苦労のしがいがあるけど、電気製品を買ったというだけで自分を神と勘違いする不愉快な客もまれにいる。自分にはとても愛想笑いなんかできないわ。

東京でイラストレーターとしての仕事に挫折したヒロインが、故郷からの手紙で姉が倒れたと知り駆けつけると、衝突してばかりのガンコ親父が骨折で入院していた。実家の仕事を手伝うようになり、見えていなかったモノが見えていく、成長していくストーリー。

沢田研二という人の演技を初めて見た。この人は70年代にジュリーと呼ばれた大スターだった。自分は関西弁を聞き分けることができないが、沢田の関西弁に疑問を持ったので調べてみたら京都育ちの人だって知った。人情ガンコ親父をスカッと好演した。

ヒロインの姉は本上まなみ。この人は若い頃はすごく人気があったと記憶している。スタイルがよくて、顔が丸くて目がキツいのにおっとりした大阪出身の美人。実はすごくタイプだけど、もう2児の母。この映画では妊婦の役。性格がガサツでいつもカリカリ怒ってる短気なヒロインとは正反対なおっとり姉。父の浮気疑惑に3姉妹で悩む。

上野樹里はイメージ通りの役。うまく行かない現実にイライラしているヒロイン。大河ドラマ以降あまり見ていなかったけど、先日、鶴瓶師匠のトーク番組に出演しているところを見た。「ジョゼ」のとき16歳で女子大生役をやっていたって知った。やはり昔から一味違う。それほど美人だと思わないし、どこで人気があるのかよくわからない女優ではある。現在公開中の映画が好調なようだ。

4 件のコメント:

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    本上まなみさんはほんとにキレイな人だった。
    あの山本太郎を従えて「トップランナー」を仕切っていて・・・
    ��UI様出演のときは産休してたんですよね。
    大阪にも1年ほど住んだけれど、ついに和歌山県には踏み込めなかった。
    たしかパナソ系の工場があったし、この監督もパナソの社員だったそうで。
    全国の系列の電器店をヨイショする映画だったのでしょうか。
    量販店が幅を利かせるようになると、ちっちゃな電器店はアンテナ設置や配線工事の下請けでもしないとやってけないでしょうね。

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    自分もまだ一度も和歌山へは行ったことがない。いつか熊野古道へ行ってみたい。
    この映画には電気店への愛が込められていたのか。
    10年ぐらい前に本上まなみと堺雅人のドラマがあった気がする。

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    『嫉妬の香り』
    2001年のテレビ朝日金曜ナイトドラマ(原作辻仁成)とWikiに出ていました。
    私は見た記憶がありません。
    キャスト(川原亜矢子、本上まなみ、堺雅人、寺脇康文、オダギリジョー、伊藤英明、原沙知絵、中村江里子 ・・・え!!豪華!)
    次番組は「TRICK2」だそうです。

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    たぶん自分が堺雅人を初めて認識したのがこのドラマだったかと。嫉妬に狂う髪ボサボサのダメ彼氏役?他のキャストはぜんぜんおぼえていない。
    TRICKか~。シリーズを重ねるほどつまらなくなっていったからなぁ。

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