今日、恋をはじめます（2012）

武井 咲＆松坂桃李の主演で映画化された「今日、恋をはじめます」をようやく見た。もちろん原作コミックになんら思い入れもなければ予備知識も無い。ただただ武井 咲が好きだから見てしまう。いい大人の男が観る映画でないことはジャケットからも明らか……。

自分が持っていた予備知識といえば、Perfume LOCKS! （2012年11月29日放送）の中での3人のトークのみ。劇中で「ナチュラルに恋して」が使われている。学園祭の準備シーンだ。

かしゆかが好きなシーンは、つばきが京汰に服を選んでもらって鏡の前に立つ場面。のっちは観覧車で見せる京汰の優しさ。

そして、あ～ちゃんの選ぶ名シーンはといえば、「イェーイ♥きゃんきゃん♥とした可愛い妹」に服を着て行かれてしまい、思わず取り返しに走ってしまって……「これが、恋？」っていうシーン（笑）。服を取り合って「これ、お姉ちゃんのせいだからね！」というシーンもあ〜ちゃんが個人的に好きなシーンだそうだ。
まあ、女子中学生のやることだから仕方が無い……。（それにしても、あ～ちゃんの話を聞いているときにずっと笑っていて楽しそうなのっちも強く印象に残る放送回だった。のっちはあ～ちゃんがホントに好きだな。）

だが、この映画を見て一番驚いたのが、妹のさくらちゃんが新川優愛だったこと！ええっ？！

武井 咲の可愛い中学生の妹って無理がないか？軽～い妹なのだが長身モデル体型で、明らかにイイ女偏差値が振り切ってる感じ。みんなで海に行くシーンでは本気ビキニ。エロすぎる…。武井はカワイイ感じの水着。

ま、ぶっちゃけそれ以外、男が見る映画ではない。とにかく恥ずかしくて見ていられない。今の女子中高生はこんなの読んでるのか？前の彼女（木村文乃）が出てきて、「初めての相手」とかナマナマしすぎる……。昼ドラみたい。

だが、武井 咲が全編でかわいすぎる。きれいすぎて辛くて死にたくなる……、そんな映画。

PS . さて、日比野つばき（武井咲）の実家は写真館という設定。この子はカメラを持ち歩いているのだが、フィルムカメラに特別な愛情を抱いているようだ。

はい、チーズ。クラスメートを撮るちゃんえみ。だが、自分は見逃さなかった。そのカメラを。

パシャッというシャッター音とギュイ～ンという巻上げ音。気になって調べてみたら、こ、このカメラは1982年製のKONICA C35MFD じゃないか！「昭和おんな」ってこういうことかぁ～。

日本のカメラ産業は70年代になると世界を席巻。今ではカメラ製造を止めてしまったKONICAのC35シリーズは1975年発売のC35 EFで初めてフラッシュを内臓、77年発売のC35 AFで初めて自動焦点機構を商品化。78年のC35 EFDでは自動で日付が入るようになる。

金属製だったカメラは電子シャッターと基盤の入ったプラスチックの箱になってしまい、毎年マイナーチェンジが繰り返される家電でしかなくなる。一家に一台だったカメラが女子中高生も一台は持つようになり大量消費され消耗されていく。日比野つばきが使っていたカメラは日本のフィルムカメラの最終完成形態。90年代末からデジカメに取って代わられ、やがて絶滅していく。フィルムも絶滅寸前。そしてデジカメもスマホの普及で冴えない。そのまま今の日本の姿だ。

先日、たまたま立ち寄ったハードオフでKONICA C35EF のジャンク品を315円で見つけた。このカメラはとてもよく売れたので何も珍しくない。映画の物とはモデルが違うけど、映画を見た直後でついコニカC35シリーズが1台欲しくなって買ってしまった。

露出の針が動くか不明だったけど、シャッターが動きそうでレンズがきれいだったので使えるかもしれないと思った。とりあえずボロボロに腐食したモルトをアルコールで拭きながら剥がしたところ。これから一ヶ月はかけてゆっくりと分解、清掃しながら修理に挑戦していきたい。こういうお金のかからない暇つぶしをするのが自分。