2013年9月20日金曜日

北川景子と森田芳光

日経エンタテインメント2008年8月号がそこに105円であったので1時間ほどの暇つぶしのために購入。北川景子が初めて表紙に登場。織田裕二主演のフジ月9新ドラマ「太陽と海の教室」のヒロインに抜擢されて大注目だった明大4年生のときの特集記事。これは北川景子を知る上での重要資料だ。

先日BSで北川景子が地中海をゆく旅行番組をほんのちょっとだけたまたま見た。ルーブル美術館を貸切で歩く景子、すごい美人で呆気にとられた。以来自分の中で北川景子ブームが始まろうとしている。

北川景子は1986年8月22日生まれの神戸出身の美人女優。見た目同様にそうとう気が強いかと思っていたがそれは誤解かもしれない。これを読んで多くのことを知った。

先日、北川は27歳の誕生日に写真集発売握手会イベントでの記者たちを前にした取材で、恋愛についての質問に、「27年間なにもなかったので37歳の頃には1人くらい出会ってたいです」と発言しちょっとした論争を巻き起こした。「そんなわけないだろう!w」と。

女優のいう事を真に受けてはいけないことはわかっているが、これは多くの男子たちを惑わせた。うおー、やっぱ俺には景子しかいない!と。

では、日経エンタテインメント誌から北川が「初恋の人はどんな人?」と訊かれ回答した箇所を引用する。
「高校3年生のときの同級生です。みんなはかっこよくないと言っていたけど、笑顔がすごく明るくて、性格も明るい人です。体育の得意な人でした。」
これ、同級生なら誰だか特定できちゃうじゃん!北川は17歳の高3のときにスカウトされ、2003年からSEVENTEENモデルと「セーラームーン」を始めてるから、すでに圧倒的な美少女だったはず。く、くそう…。「27年間何もなかった」って言ってるから、まいっか。

医者を目指して理数科に通っていた北川は、思うように成績が伸びず勉強で壁にぶち当たっていた。真面目で地味だったという北川は「こっちのほうが向いているんじゃない?」と「調子に乗って上京しました。」という。だが、女優としての仕事がすぐに始まった…というわけでもない。

2年前に映画監督の森田芳光(享年61)が亡くなったとき、葬儀に姿を見せた北川の「すっぴん号泣姿」が大きな話題になった。一部で「ブサイク泣き」とか言われたけど、自分は「美しい!」と感動してしまった。森田監督を北川は強く尊敬していたことが同誌で語られている。
私は森田監督が大好きです。監督としても素晴らしいと思うし、人柄もとても温かい人。なぜ好きになったかというと、それは「間宮兄弟」(06年公開)のオーディションでの出来事です。その日、あと1回休んだら単位を落としてしまいそうな、大事な体育の授業があったんですが、事務所から勧められて、受けることにしたんです。その前も立て続けに100本ぐらいオーディションを落ちていたので、「どうせまた落ちる」なんて思いながら会場に行ってみたら、時間がすごく延びていて、授業を受けた後に来ても間に合う時間だった(笑)。

それですっかりブルーな気持になってしまい、監督から「俺のこと誰だか分かる?」って聞かれても、「分かりません。私に自己紹介してください」みたいな受け答えをしてしまった。なのに監督は「森田です」って。普通はそこで「もう帰っていい」と言われても不思議じゃないのに、「じゃあ、君は何で今、不機嫌なの」って(笑)。脚本について意見を聞かれて、「この役は私じゃないと思います」って言ったら別の役(夕美ちゃん役)をやることになったんです。

新人か有名か、演技経験があるかないかに関係なく、「この子だったら合う」って、〝人〟としてキャスティングしてくれたんですね。最初から態度も失礼だったし、演技も経験がなかったし、他のスタッフは「新人だし大丈夫なんですか?」と心配したらしいですが、監督が「役にはまるから」って。そうやって幅広くキャスティングしてるから、本当に映画を愛してるんだなって。

(試写での)自分の演技を見て「あ、ひどい」と思った(笑)。作品としては感動したけど、自分はまだまだだったなと。5日間だけの撮影が終わったときも、もっと森田監督と撮影したかったし、試写を見た後も、また呼んでもらえるような立派な女優になろうと思いました。だから「サウスバンド」(07年公開)でまた監督にに呼ばれたときは本当にうれしかったです。
北川が女優としてのキャリアをスタートさせたとき、そこに森田監督がいたことが重要な役割を果たしていた。人と人の出会いは本当に重要だなぁって思う。森田の存在によって、北川は目の前が急にパッと明るく開けたように感じたに違いない。だから葬儀であの「号泣」だったわけだ。「間宮兄弟」の前にオーディションを100本落ちまくったって、それ以前の選考する側は一体何を見ていたのかと。

だが、 「セーラームーン」のオーディションで特技の「芋版」を披露したという話は有名。そんな地味なネタしかないとオーディションはキツかったかもしれない。

「間宮兄弟」はわりと面白い作品。ベイスターズファンの独身兄弟(佐々木と塚地)と沢尻・北川姉妹の交流。沢尻はこのころがベストだったな……。
その後ハリウッドにもデビュー。現地での撮影で他の役者からも刺激を受けたという。以後、北川の快進撃が始まった。

そしてこれも手に入れた。2011年公開の「パラダイス・キス」のとき作られた「紫by北川景子 Fashion Photo BOOK」祥伝社。105円だった…。

地味で真面目だった高3受験生がモデルの仕事を始めていくという、以前の北川景子そのものを描いたような作品になっている。
ギャルファッション&ギャルメーク、男性ファンには人気のない写真集かもしれない。
制服姿の北川景子。教室にこんな美人がいたら勉強にならない。

ちなみに、北川は洋楽好き。デヴィッド・ボウイのファン。あと、リンキン・パークも好きなようだが「Meteora」が出たとき、けっこう辛口なコメントをしていたように記憶している。ソースは忘れた。

以前の自分は意図的に北川を避けていたのかもしれない。ハマり込んだら抜け出せなくなるような気がしていたから。見た目も性格も完璧。

というわけで、今後、北川景子出演作を見ていこうと思う。

4 件のコメント:

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    セ-ラーマーズのときは、凛々しいけどアクションでのパンチラ以外は、目立ってなかったな。ほかのメンバーが全員可愛い系美少女だったし美人とは思いませんでした。
    いいと思ったのは「悪夢ちゃん」ですね。それと去年のNHKBSプレミアムの「輝く女 北川景子」。大食いぶりが凄かった。サバサバしていて豪快な魅力がありました。
    先日NHKBSでみた映画「花のあと」。着物姿も艶やかだったけど、男装での1対4の決闘には萌えました。このひと恰好いいです。
    冷たそうだけどなにげなく素顔を感じるときに、超絶美人に見えますね。

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  2. とあるバスケ部2013年9月20日 22:03

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    ブロガーさんの中に瀧本美織はなさそうですね(苦笑)
    あっ、間宮兄弟は、小学生のころ、初めて映画館に行って、観た映画です。
    あんまり、記憶がないですが、面白かったのは、なんとなく、覚えてます…
    私は、最近、(美織さんに対する「好き」とは、全く別次元ですが…)綾瀬はるかが好きですね…
    あの、天然なとこヤバいです。
    あーちゃんもそうですが、言葉のチョイスが人と違うとこが、もう、たまらなく面白いです(^^)
    P.S.最近センター試験の過去問を2013年から遡って解いていくたびに、テンションが上がってる自分がいます(笑)
    2009年…「YUIさん、1月はまだ休止中かー、こたつでミカンむいてるんかなー?」
    2008年…「I LOVED YESTERDAY…3rdツアー行きたかったなー(泣)」
    2007年…「2nd…この頃にYUIさんに出逢ってたらなーあー(泣)」
    とか、一回一回その年にタイムスリップしたかのように、一喜一憂してますね(笑)
    早く、feel my soulまでいかなきゃ(゚o゚

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    実は主演ドラマを一度もみたことがない。「花のあと」は以前から見ようか迷っていた。BS見逃した。
    「間宮兄弟」を映画館でみるとかシブい選択。瀧本は最近注意して見るようになったけど、まだよく知らないんだ。
    綾瀬はるかはあんまりタイプじゃない。
    のっちとかしゆかもよろしく。
    センター試験、思い出すと絶望する。どうがんばっても7割5部ぐらいしか出来なかった。

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    最近だと謎解きはディナーのあとでとか。変化球ミステリー系が好きで、毎週見てました。クビ連呼が…未だに印象的です。
    ヘビースモーカーって噂を聞いたことがあります…脚組んで細いたばこ吸っている画が思い浮かびます。
    間宮兄弟…父が借りてきたのを憶えてます。ただ、内容は憶えてないですが始めの方にある兄弟で野球観戦している画が微笑ましかったです。

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