2011年6月4日土曜日

ヴラド・ペルルミュテル

先日、ブックオフの500円棚からこれを見つけてきた。ヴラド・ペルルミュテル Vlado Perlemuter が英Nimbusに残したラヴェルのピアノ曲集Vol.1。「鏡」「水の戯れ」「逝き王女のためのパヴァーヌ」「夜のガスパール」を収録。

ペルルミュテルというピアニストを知っている人は相当にクラシックに詳しいはず。もしくはラヴェルのファン。このピアニストはラヴェル演奏でとても有名。なんとこの人はラヴェル先生から直接ピアノを教わったのだ。それってすごい!

「鏡」はあんまりCD持ってないし、このピアニストのCDも持ってないので即レジへ。Vol.2もないかな~と探して見たけど、さすがにそれはないか(笑)。

クラシックの演奏家はみんな必死で楽譜を読み、作曲家について研究して教養を身につけた後に、「こう演奏する」となるのだが、この人は若い頃にラヴェル先生が隣でピアノを弾いている姿から直接学び取ったことになる。楽譜に書かれていないことを横目で感じ、ラヴェルの言葉からどう弾かれるべきかを知った。ラヴェル演奏に関しては誰もかなわない。「道化師の朝の歌」にしてもラヴェルが実際どう弾いていたか多くの人が知りたいはず。

録音がどうだとか、年齢的に技術がどうだとかいう気はまったく起こらない。「鐘の谷」とか今回とてもいい曲に聞こえた。どの曲も面白く聴けた。

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