2010年12月7日火曜日

プロコフィエフ:革命30周年カンタータ&バレエ「鋼鉄の歩み」

Prokofiev_melodiya なんかすごいCDを掘り出してきた。ブックオフの洋楽オムニバス250円均一の棚から。ライブに行かないとなるともう行く場所はブックオフしかない・・・(笑)。自分はそこそこプロコフィエフが好きなのだが、これはまったく存在すら知らない曲ばかりだ。なによりもmade in USSR のジャケットがいかしてる。ソ連国営MELODIYAの1991年のCD。ソ連消滅の大混乱の時期のせいか、ジャケットの印刷クオリティがまるで60年代だ。こんなものを大量のCD棚から発掘できるなんてよほどの暇人だろう。 ちなみにこのジャケットはロシア語のみだが、裏面は英語表記。でも、こっち面のほうがいいよね。

ロジェストヴェンスキー指揮のソ連文化省so の バレエ「鋼鉄の歩み」op.41 これは仏語PAS D'ACIERとしか書いてなくて、自分にはまったく曲名がわからなかった。当初、文字数から「石の花」と推測していたのだが、家で調べてようやく判明。プロコのバレエの中でも特異な位置を占める作品らしい。そして、ロシア序曲op.72  なんだか面白い曲だ。なんで超マイナーなんだろう? あと、戦争終結賛歌(?自分の勝手な約) Ode on the end of war for symphony orchestra op.105  そして、繁栄する力強い祖国(これも自分の勝手な約) Flourish mighty homeland op.114 (2nd ver.)  Cantata for the 30th Anniversary of the October Revolution    どれもバカバカしいプロパガンダ臭がするが、音楽もなんだか異常なテンションだ。ソ連でただ一人のエレガントな指揮ができるロジェストヴェンスキーによるしごくまっとうな演奏・・・というかヤケクソな感じがしないでもない・・・。メロディヤ録音というと、高音キンキンの耳障りな音を思い浮かべたけど、1990,1984,1986 の録音なのでわりといい音。解説書(紙1枚)はロシア語だが、申し訳程度に英語の解説もある。ロシア語の文章の4分の一ぐらいしかなくて尺が合ってないが。こんなCD聴いてる人ほかにいるんだろうか?

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