王様ポリーニの平均律

この3ヶ月ぐらいの間よく聴いているのがポリーニがようやく録音したバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻だ。

ポリーニがバッハを実はよく演奏していたということを自分は知らなかった。もうこの曲は聴き飽きたと思っていたのだが、これを聴いて驚いた。すごく新鮮だし、こう演奏するしかない！というぐらいに感じる。一気に全曲聴きとおせるぐらいに面白かった。いろいろ新しい発見があった。参った！

鼻息がすごい！唸り声も聞こえるけど、だからなんだ？　現存するピアノ界最大の巨人がようやく残してくれた1枚。今後この曲のスタンダードな演奏として残り続けるだろう。

このＣＤ聴いてからバレンボイム盤を思い出したように聴いてみた。ロマンティックでこちらも面白い演奏だったけどなんども聴きたいとは思わなかった。