ふだん本なんかまったく読まないのだが、特に文芸書なんかまったく気にもしてないのだが、綿矢りさだけはなんとデビュー以来すべて読んでいる。
デビュー作→芥川賞受賞作→文庫収録短編→夢を与える→そして今日これを読んだ。本の厚さに対して内容が薄いのですぐに読めた。
なんで綿矢りさは読むかというと、女子高生でデビュー→早稲田文学部時代に芥川賞 という天才少女だから。どんなだろう?と気になる存在だった。まあ自分が二十歳のころには書けない。あたりまえだが。
で、この本だが、いい大人の男が読むのはつらいかも。20歳前後の女子が読めばいいかも。綿矢りさの本はどれも読みはじめてなかなか頭に入ってこないものばかり。文体に慣れが必要だ。
この本のヒロインは綿矢りさ本人だろうか?綿矢は京おんなだが、会話のあとの心の中でのつっこみが辛らつで鋭い。こんな女の子は男からしたら嫌だなあ。いつもこんなことばかり考えているんだろうか?
もう怖くて男は話しかけられない。池袋をデート中、アニメイトに入りたくなるところとか、ミクシィで中学の同窓会をセッティングするとかイマドキで笑った。考えすぎなヒロイン。
あ、なにも考えない主人公っていないか。読み終わってもすっきりしないのが綿矢りさ。もう読まないかも。
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